組織脱水溶液シリーズ
病理標本を作製するときには組織をパラフィン浸透させ、包埋ブロックの作製後に、薄切します。しかし水と油は混ざらないのと同じように、水を多く含んでいる組織片には油性のパラフィンは浸み込みません。そこで組織内の水分をアルコールで除き、中間剤に置換し、パラフィンを浸透させる必要があります。
病理および細胞診用
| 組織脱水溶液 | 組織脱水溶液A(エース) | 組織脱水溶液, 低メタノールタイプ | |
|---|---|---|---|
| 成分 | ・エタノール 86 % ・メタノール 13 % ・2-プロパノール 1 % 脱水剤 : ゼオライト(袋入り)3Åタイプ 9 L : 50 g、18 L : 50 g x 2  | 
・エタノール 86 % ・プロパノール(1-および2-) 14 % (2-プロパノール : 5%未満) 脱水剤 : ゼオライト(袋入り)3Åタイプ 9 L : 50 g、18 L : 50g x 2  | 
・エタノール 89 % ・メタノール 3 % ・2-プロパノール 8 % 脱水剤 : ゼオライト(袋入り)3Åタイプ 18 L : 50 g x 2  | 
| 水分含量 | 0.2 %以下 | 0.2 %以下 | 0.2 %以下 | 
| 特長 | ・メタノール入りのため、脱水力に優れている。 ・病理組織の脱水に適している。  | 
・メタノールフリーのため、安全性が高い。 ・細胞診(パパニコロウ染色)に問題なく使用できる。  | 
・エタノール含量が高く、純エタノールに近い使用感である。 | 
染色例

製品一覧
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