脳組織から誰でも簡単に神経細胞単離可能
神経細胞用分散液
ラット、マウスの中枢神経組織から神経細胞を分散、単離することが出来る試薬です。
3種類の溶液 (酵素液、分散液、除去液) で構成されています。
本製品を使用することで調液の手間を省き、高い生存率を保持したまま簡単に神経細胞を単離することが出来ます。
特長
- 簡単に安定して神経細胞の単離が可能
 - Ready to Use
 
プロトコル
準備する試薬
- 凍結神経細胞シリーズ
 - 神経細胞用分散液 (製品コード:291-78001) or 神経細胞用分散液S (製品コード:297-78101)
 - 神経細胞用培地 (製品コード:148-09671)
 
凍結神経細胞を用いる場合
4. 細胞洗浄溶液:ライボビッツL-15培地 (製品コード:128-06075) やHBSS(+) (製品コード:082-09365)
実験の流れ

分散液試薬量
| 実験条件 | 内容 | 使用量 | おすすめ製品 | 
|---|---|---|---|
| 分散する組織量が多い場合 (マウスorラット胎児大脳半球1~3個程度)  | 
酵素液 | 5.0 mL | 神経細胞用分散液 (製品コード:291-78001)  | 
| 分散液 | 3.0 mL | ||
| 除去液 | 5.0 mL | ||
| 分散する組織量が少ない場合 (マウスorラット胎児海馬 1~8個程度)  | 
酵素液 | 2.5 mL | 神経細胞用分散液S (製品コード:297-78101)  | 
| 分散液 | 2.5 mL | ||
| 除去液 | 2.5 mL | 
凍結神経細胞の分散、単離
当社凍結神経細胞シリーズを凍結融解し、神経細胞用分散液にて細胞を分散単離し、生細胞率を確認した。
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製品名 ① 海馬, マウス (胎生16日) 由来 総細胞数 (cells/vial) 4.32 x 105 生細胞数 (cells/vial) 3.83 x 105 生細胞率 (%) 89 ② 大脳皮質, マウス (胎生15日) 由来 総細胞数 (cells/vial) 6.64 x 106 生細胞数 (cells/vial) 6.09 x 106 生細胞率 (%) 92 ③ 海馬, ラット (胎生19日) 由来 総細胞数 (cells/vial) 1.37 x 106 生細胞数 (cells/vial) 1.24 x 106 生細胞率 (%) 90 ④ 大脳皮質, ラット (胎生17日) 由来 総細胞数 (cells/vial) 1.32 x 107 生細胞数 (cells/vial) 1.17 x 107 生細胞率 (%) 89 ⑤ 線条体, ラット (胎生17日) 由来 総細胞数 (cells/vial) 2.73 x 106 生細胞数 (cells/vial) 2.58 x 106 生細胞率 (%) 95  
▶神経細胞用分散液を用いると凍結神経細胞から約90%の高い生細胞率で細胞を単離可能であると確認できた。
製品一覧
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 - 掲載されている製品について
- 【試薬】
 - 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
 - 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
 - 【医薬品原料】
 - 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
 
 - 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
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