PYY ELISAキット
PYYは36アミノ酸からなる消化管ペプチドホルモンです。主に腸管に分布しているL型細胞から食後に分泌され、血液や迷走神経を介して摂食抑制作用を示します1)。
本製品はマウス、ラットの血清および血漿中のPYY量を測定するELISAキットです。
PYYとは?
PYY (peptide YY) は、主に回腸末端から結腸の腸管L細胞が分泌するペプチドホルモンです。食後、特に脂質やタンパク質の摂取に応じて分泌が増加することが知られています。
PYYにはPYY1-36とPYY3-36があり、PYY3-36はDPP-4による切断で生じます。PYY3-36は主にY2受容体を介して摂食を抑制し、満腹感の形成に関与します2)。また、胃排出や腸管運動を抑制・調節し、消化管内容物の通過速度にも影響を及ぼします。
PYYは、食欲、消化、エネルギー恒常性を調節する重要な腸管ホルモンであり、肥満や肥満外科手術後の食欲・代謝変化との関連も報告されています。現在は、他の腸管ホルモンとの相互作用や、肥満治療への応用可能性が検討されています。
マウス/ラット PYY ELISAキットワコー
本キットは競合法を用いてマウス、ラットの血清および血漿中のPYY量を測定するELISAキットです。
キット性能
| 測定対象検体 | マウス 血清/血漿 (EDTA-2Na) ラット 血清/血漿 (EDTA-2Na) |
|---|---|
| 検量線範囲 | 0.15-12.5 ng/mL |
| 検体量 | 25 μL |
| 測定時間 | 約20時間 |
| 測定波長 | 450 nm |
検量線例

精度
同時再現性試験
本製品でマウス、ラット検体 (n=8) の血清/血漿 (EDTA-2Na) について測定を実施し精度を確認したところ、平均CV(%)は、3.1-9.8%と良好であった。
日差再現性試験
本製品でマウス、ラット検体 (n=2) の血清/血漿 (EDTA-2Na) について6日間測定を実施し精度を確認したところ、平均CV(%)は、4.2-14.2%と良好であった。
参考文献
- Watanabe K, Igarashi M, Li X, et al.: PLoS One, 1 (8), 13 (2018)
Dietary soybean protein ameliorates high-fat diet-induced obesity by modifying the gut microbiota-dependent biotransformation of bile acids. - Batterham RL., et al.: Nature, 418, 650 (2002)
Gut hormone PYY3-36 physiologically inhibits food intake
製品一覧
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