グルタミン酸デヒドロゲナーゼ(GLDH)測定キット
グルタミン酸デヒドロゲナーゼ (GLDH) は、グルタミン酸とα-ケトグルタル酸の相互変換を触媒する酵素です。GLDHは正常では血清中にわずかにしか存在しませんが、細胞が障害を受けると細胞外に漏出する逸脱酵素です。特に肝細胞中に多く認められることから、毒性試験などにおいて、肝障害のマーカーとして利用されています。
ラボアッセイ™ GLDH (AAタイプ) は、ヒト、マウス、ラット、イヌ、ウサギの血清・血漿中GLDHを測定するための自動分析装置専用試薬です。短時間で検体中のGLDHを測定することが可能です。
グルタミン酸デヒドロゲナーゼ (GLDH) とは?
グルタミン酸デヒドロゲナーゼ (GLDH: Glutamate Dehydrogenase) は、多くの微生物および真核生物のミトコンドリアに存在している、グルタミン酸とα-ケトグルタル酸の相互変換を触媒する酵素です。哺乳類においては肝臓・腎臓・心臓・脳などに分布しており、尿素の合成に必須な酵素としても知られています。
GLDHは正常では血清中にわずかにしか存在しませんが、細胞が障害を受けると細胞外に漏出する逸脱酵素です。特に肝細胞中に多く認められることから、肝障害のマーカーとして利用されています。非臨床の毒性試験においては、肝障害マーカーとして血中のアラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT/GPT) が古くから測定されています。しかし、血中ALTは軽微な肝障害では変化が見られないことや、肝障害以外の要因でALTが上昇することがあるとの報告があるため、肝臓に多く存在し、特異性が高い肝障害マーカーであるGLDHをALTなどと併用して測定することで肝障害の検出感度を向上させることが注目されています。
GLDHの測定方法
GLDH測定の原理
試料中のGLDHにより、アンモニアとα-ケトグルタル酸は、グルタミン酸に変換されます。このときNADHは、β-ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド酸化型 (NAD) に酸化され、340 nmの吸光度が減少します。この吸光度の減少を測定することによりGLDHの値を求めます。

図1 GLDHの測定原理
ラボアッセイ™ GLDH (AAタイプ)
ラボアッセイ™ GLDH (AAタイプ) は、ヒト、マウス、ラット、イヌ、ウサギの血清・血漿中GLDHを測定するための自動分析装置専用試薬です。短時間で検体中のGLDHを測定することが可能です。
- ラボアッセイ™ シリーズは研究用試薬です。診断用に使用することはできません。
キット性能
動物種 | ヒト、マウス、ラット、イヌ、ウサギ |
---|---|
検体 | 血清、血漿 |
検量線範囲 | 1.0-150 U/L |
必要検体量 | 15 μL (LABOSPECT 003の場合) |
測定時間 | 約10分 |
測定波長 | 340 nm (副波長 405 nm) |
対応する自動分析装置
- LABOSPECT 003 (日立ハイテク) など
その他の対応する自動分析装置や分析パラメータ、プロトコルは当社までお問い合わせください。
実検体での測定
動物種 | 検体 | 測定値 (U/L) |
---|---|---|
ヒト | 血清 | 5.9 |
血漿 (EDTA) | 1.1 | |
マウス (BALB/c, ♂) |
血清 | 6.3 |
血漿 (EDTA) | 19.0 | |
ラット (SD) |
血清 | 13.0 |
血漿 (EDTA) | 2.8 | |
イヌ (ビーグル) |
血清 | 9.4 |
血漿 (EDTA) | 4.1 | |
ウサギ (日本白色) |
血清 | 11.6 |
血漿 (EDTA) | 19.6 |
従来品との相関性
ラボアッセイ™ GLDH (AAタイプ) (以下、本製品)、およびラボアッセイ™ GLDH-ラット (Aタイプ) (コードNo. 291-93401、以下 従来品)を用いて、ラット血清・血漿中のGLDHを測定し、その相関を確認した。

[結果]
本製品と従来品の測定値には高い相関が確認できた。
他社製品との相関性
ラボアッセイ™ GLDH (AAタイプ) (以下、本製品)、およびA社もしくはB社のGLDH測定試薬を用いて、ヒト、マウス、ラット、イヌ、ウサギの血清・血漿中GLDHを測定し、その相関を比較した。










[結果]
本製品と他社製品の測定値には高い相関が確認できた。
製品一覧
- 項目をすべて開く
- 項目をすべて閉じる
ラボアッセイ™ GLDH (AAタイプ)
測定精度管理用コントロール血清 (AAタイプ用)
ラボアッセイ™ GLDH (Aタイプ)
測定精度管理用コントロール血清 (Aタイプ用)
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
- 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。