N型糖鎖の機能解析、MS解析のサンプル前処理に

Genovis社 N型糖鎖の切断・分離用スピンカラム「PNGase F Immobilized Microspin」、酵素「PNGase F」

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Genovis社は、抗体医薬研究用のバイオ医薬プロセス酵素SmartEnzymes™を開発・製造しているスウェーデン (ルンド) のメーカーで、モノクローナル抗体、ADCs (antibody drug conjugates)、Fc融合タンパク質、バイオシミラー等のバイオ医薬品の研究開発に使用できるユニークな酵素 (プロテアーゼ、グリコシラーゼ)、試薬キットをラインアップしています。

PNGase FはN型糖鎖切断酵素であるPeptide N-Glycosidase Fです。抗体や融合タンパク質、その他N-グリコシル化タンパク質上のN型糖鎖を切断することで、タンパク質の不均一性を低減し、切り離されたN型糖鎖の分析が可能です。
PNGase F Immobilized MicrospinはPeptide N-Glycosidase Fをアガロースビーズに共有結合させたスピンカラム製品です。スピンカラム1本で0.2 mgの糖タンパク質を処理できます。
PNGase F Automationは、96wellプレートに凍結乾燥済のPNGase Fが添加された製品です。ハイスループットでのN型糖鎖除去に適しています。96well×5 μgまたは96well×50 μgの糖たんぱく質からN型糖鎖が除去できる、2種類のプレートをご提供しています。

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特長

  • 短時間でN型糖鎖の脱グリコシル化が可能
    (中性条件下:1h~、変性条件下:15min~)
  • 200ugの糖タンパク質をスピンカラムで簡便に処理
  • MS解析時に酵素由来のピークが現れない

サンプルに残存するPNGase F Lyophilizedの検証

PNGase F Immobilized Microspin(ネイティブ条件)または溶液中のPNGase F Lyophilizedで処理した場合について(いずれも37℃、1時間インキュベート)、サンプルに残存するPNGase F Lyophilizedについて検証しました。
PNGase F Immobilized MicrospinまたはPNGase F LyophilizedでIgGを脱グリコシル化ののち、IgGプロテアーゼFabRICATORで消化し、還元したサンプルを逆走LC-MSで分析しました。 溶液中のPNGase F Lyophilizedで処理した場合と異なり、PNGase F Immobilized Microspinで処理した場合はPNGase F Lyophilizedが固相化されているため、サンプル中にPNGase F Lyophilizedが存在しないことが確認できました。

上図:PNGase Fで処理されたIgGのFc/2フラグメントのTICクロマトグラム
下図:PNGase Fで処理されたIgGのFc/2フラグメントの質量スペクトル

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PNGase F Immobilized Microspin

PNGase F Lyophilized

PNGase F Automation

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