修飾ヌクレオシド三りん酸

修飾ヌクレオシド三りん酸 (NTP) は、DNAやRNAの基本構成要素であるヌクレオシドを化学的に修飾した三りん酸です。mRNAワクチン/医薬品の免疫原性の抑制や安定性向上などを目的とした一つの方法として塩基部、糖部、りん酸部を化学修飾したヌクレオシドの導入が検討されています。

ヌクレオシド三りん酸(NTP)とは?

ヌクレオシド三りん酸(Nucleoside triphosphate:NTP)の構造は、ヌクレオシドを含んだ3つのりん酸が結合した分子です。

  • TriLink NTP
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修飾ヌクレオシド三りん酸

天然型ヌクレオシド構造を有するmRNAは自然免疫を活性化させ、mRNAの分解やこれらをワクチン/医薬品とした場合の副作用を引き起こすことがあります。そこで、天然型ウリジン/シチジンを修飾ヌクレオシドに置き換えることで免疫原性を抑える戦略が広く用いられています。当社ではCOVID-19ワクチンにも導入されたN1-メチルシュードウリジン骨格を有する三りん酸をはじめ、さまざまな修飾ヌクレオシド三りん酸をラインアップしています。

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特長

  • バルク対応可能 
  • 充実した品質保証
  • 転写機能があることを確認済
m1ΨTP ΨTP 5-Me-CTP 5-OMe-UTP
m1ΨTP ΨTP 5-Me-CTP 5-OMe-UTP

TriLink社 修飾ヌクレオシド三りん酸

TriLink NTP

TriLink社は、アプリケーションのニーズに合わせて、幅広い種類の修飾ヌクレオシド三りん酸 (NTP) を提供しています。アミノアリル、ビオチン、2’ フルオロ、色素標識ヌクレオチドなど、150個を超える修飾NTPを取り揃えており、5‘-3’ ビスホスフェート、一りん酸、アルファチオールヌクレオシド三りん酸などの特殊な修飾ヌクレオチドも提供しています。

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塩基部修飾ヌクレオシド三りん酸

TriLink社の取り扱っている塩基部修飾デオキシヌクレオシド三りん酸(dNTP)には、標準的な2’デオキシリボース糖を持つさまざまな修飾塩基があります。

塩基部修飾ヌクレオシド三りん酸の製品一覧はこちら
塩基部修飾デオキシヌクレオシド三りん酸の製品一覧はこちら

用途/目的 二本鎖の 安定化/不安定化 リンカー ユニバーサル塩基対 エピジェネティクス研究
製品例
TriLink NTP
2-Aminoadenosine-5'-Triphosphate
(N-1001)
TriLink NTP
5-Carboxy-2'-deoxycytidine-5'-Triphosphate
(N-2063)
TriLink NTP
2'-Deoxyinosine-5'-Triphosphate
(N-2012)
TriLink NTP
5-Formyl-2’-deoxycytidine-5’-Triphosphate
(N-2064)
TriLink NTP
2-Aminopurine-2'-deoxyriboside-Triphosphate
(N-2004)
TriLink NTP
5-Carboxyuridine-5’-Triphosphate
(N-1091)
TriLink NTP
N6-Methyladenosine-5'-Triphosphate
(N-1013)

糖部修飾ヌクレオシド三りん酸

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用途/目的 ヌクレアーゼ耐性 チェーンターミネーション
製品例
TriLink NTP
2'-O-Methyladenosine-5'-Triphosphate
(N-1015)
TriLink NTP
3'-Deoxyadenosine-5'-Triphosphate
(N-3001)
TriLink NTP
2'-Fluoro-2'-deoxyadenosine-5'-Triphosphate
(N-1007)
TriLink NTP
2',3'-Dideoxyadenosine-5'-Triphosphate
(N-4001)

りん酸部修飾ヌクレオシド三りん酸

高品質なデオキシヌクレオシド三りん酸(dNTP)は、PCR、cDNA合成、シーケンシングなどのあらゆるアプリケーションで再現性のある結果を得るのに不可欠です。

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用途/目的 ホスホロチオエート(PS)結合
製品例
TriLink NTP
2',3'-Dideoxyguanosine-5'-O-(1-Thiotriphosphate)
(N-8011)
TriLink NTP
2',3'-Dideoxycytidine-5'-O-(1-Thiotriphosphate)
(N-8010)

アプリケーション

アプリケーション 修飾 製品
アプタマー 糖部修飾 3'-O-(2-nitrobenzyl)-2'-Deoxyadenosine-5'-Triphosphate
(N-2073)
エピジェネティクス研究 メチル化 N6-Methyladenosine-5'-Triphosphate
(N-1013)
2’-O-メチル化 2'-O-Methyladenosine-5'-Triphosphate
(N-1015)
In vitro転写 mRNA合成、mRNAの生物学的安定性の向上 塩基部位修飾 Pseudouridine-5'-Triphosphate
(N-1019)
N1-Methylpseudouridine-5'-Triphosphate
(N-1081)
5-Methoxyuridine-5’-Triphosphate
(N-1093)
5-Methylcytidine-5'-Triphosphate
(N-1014)
変異導入 塩基部位修飾 7-Deazaadenosine-5'-Triphosphate
(N-1061)
光活性化架橋 塩基部位修飾 2-Aminopurine-riboside-5'-Triphosphate
(N-1067)
検出アッセイのラベリング ビオチン化 Biotin-16-Aminoallyluridine-5'-Triphosphate
(N-5005)

アプタマー(Aptamer):アプタマーは、抗体/抗原相互作用と同様の親和性を持つ、目的のリガンドに結合するための特定の構造を形成する核酸です。
エピジェネティクス(Epigenetics):エピジェネティクスは、遺伝暗号自体の変更を伴わない、遺伝子発現の遺伝的な変化です。
In vitro転写(In vitro Transcription):In vitro転写は、長鎖RNAを合成するための簡易なコストメリットの高い方法です。
変異導入(Mutagenesis):DNA変異を誘発することで、既存の配列に変異を加え、新規の配列やライブラリを作製することで研究の幅を広げることがことができます。
光活性化架橋(Photocrosslinking Studies):光架橋研究では核酸-タンパク質の相互作用に硫黄およびハロゲン置換核酸塩基を使用します。RNAやDNAの核酸の二次構造(ヘアピンループ、シュードノットなど)における架橋にも使用されます。

製品一覧

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塩基部修飾ヌクレオシド三りん酸

TriLink社 塩基部修飾ヌクレオシド三りん酸

アプタマー、エピジェネティクス、In vitro転写、変異導入、光活性化架橋法

TriLink社 糖部修飾ヌクレオシド三りん酸

アプタマー

TriLink社 りん酸部修飾ヌクレオシド三りん酸

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    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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