クラレ〈スキャポバ^®〉CL　PVAマイクロキャリア

〈スキャポバ^®〉CLはコラーゲンコートされたPVAマイクロキャリアです。

細胞の培養効率に優れる

表面にコラーゲンType Iがコートされているため、さまざまな細胞の接着と増殖に適しています。

医療レベルの安全性

弾力性の高いPVAハイドロゲルで作られているため攪拌などの衝撃では壊れにくく、破片の異物混入リスクが低いです。
厳格な品質管理を徹底し、臨床使用を見据えた安全性試験を実施しています。

ハンドリングが良い

原料のPVOH は透明性が高く、顕微鏡での観察性が良好なため、細胞培養工程の効率化が期待できます。

〈スキャポバ^®〉にはさまざまなタイプの振とう・攪拌培養が適用可能です。

〈スキャポバ^®〉は培地に入れるとすぐに膨潤します。またγ線滅菌済みですので、特別な前処理は必要ありません。
乾燥燥状態のまま添加する方法とPBSにPVAマイクロキャリアを懸濁して添加する方法があります。

【乾燥状態のまま〈スキャポバ^®〉を添加する方法】

1. 電子天秤で50 mLチューブの空重量を測定します。
2. 滅菌したスパチュラで〈スキャポバ^®〉をすくい取り、50 mLチューブに必要量を測り取ります。
   ※ 〈スキャポバ^®〉は電流や静電気により飛散することがありますので、取り扱いにご注意ください。
3. 培地を〈スキャポバ^®〉に加え、培養容器に培地ごと〈スキャポバ^®〉を移します。

【PBS に〈スキャポバ^®〉を懸濁して添加する方法】

1. 〈スキャポバ^®〉1 gに対し30~50 mLのPBSを容器に直接加えて懸濁します。
2. PVAマイクロキャリアが均一に分散するようにピペッティングし、PBSごと必要量の〈スキャポバ^®〉を15 mLチューブ等に測り取ります。
   ※ PBS中では〈スキャポバ^®〉がポリスチレン製のピペットの内側に吸着しやすくなります。吸着を防ぐため、ポリスチレン製ピペットの内側をFBS入り培地でコート（ 2、3回ピペッティング）してからお使いいただくか、ガラス製のピペットをお使いください。
3. 5分程度静置または遠心（300×g、5分、原則設定を最低にセット）して、〈スキャポバ^®〉を沈殿させ、 PBS上清を取り除きます。
4. 培地を加え、培地ごと〈スキャポバ^®〉を内容容器に移します。
   なお、PBSに懸濁した残りの〈スキャポバ^®〉は冷蔵で6ヵ月保存可能です。

細胞の播種～観察～回収についてはプロトコールをご用意しておりますのでお問い合わせください。

Scapova™「凝集防止剤」サンプルプレゼントキャンペーン実施中！

PVAマイクロキャリア＜スキャポバ^®＞をご個入いただいたお客様に期間限定でCellRev社が製造販売する「凝集防止剤」のサンプルをプレゼントいたします。
マイクロキャリアを使用した細胞培養時に生じるキャリア同士の凝集でお困りのお客様はこの機会にぜひお試しください。

期間

2025年7月1日～11月30日
※ サンプルがなくなり次第、期間を繰り上げて終了いたします。

対象

＜スキャポバ^®＞CL 10 gをご購入　かつ　クラレと面談を受諾いただいたお客様

特典

CellRev社　凝集防止剤　100 ㎎

依頼方法

＜スキャポバ^®＞を購入時に「凝集防止剤サンプル希望」とお伝えください

凝集防止剤について

CellRev社はイギリス・ニューカッスルに本社を置くニューカッスル大学発のバイオテクノロジー企業です。
同社が開発する「凝集防止剤」は細菌の酵素を原料とし、細胞外マトリックス成分を穏やかに分解することで、細胞間の接着を減少させます。一方で細胞と基質間の接着には影響を与えません。これにより細胞を介したマイクロキャリアの凝集を抑制することができます。現在日本では未発売の凝集防止剤ですので、この機会にお試しください。

MSC、ヒト線維芽細胞、VERO細胞、マウス線維芽細胞　など​

• 詳細なアプリケーションを別途用意しております。お問い合わせください。

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