avGFP とその誘導体(EGFP、ECFP 、EYFP)を検出するウサギポリクローナル抗体

Jackson社 抗-GFP抗体

Jackson社

GFP は目的タンパク質に融合させることで、タンパク質/遺伝子発現の検出や定量、分子間相互作用の解析を可能にします。
Jackson社は、GFP とその誘導体の検出にさまざまなアプリケーションで使用可能な各種標識 抗-GFP ウサギポリクローナル抗体のラインアップを取り揃えています。

Jackson社 抗-GFP抗体

Jackson社の 抗-GFP抗体 は、Aequorea victoria Green Fluorescent Protein (avGFP) とその誘導体(EGFP、ECFP 、EYFP)を検出するウサギのポリクローナル抗体です。

【抗-GFP抗体 を用いたウェスタンブロットによるGFP誘導体の検出】

抗-GFP抗体 を用いたGFP誘導体の検出

精製タンパク質各3 µgを2枚の12% アクリルアミドゲルに添加し、還元および変性条件下で並行して電気泳動を行った

A:Coomassie で染色
B:Western Blot で検出
ゲルをニトロセルロース膜に転写し、Jackson社 ペルオキシダーゼ (HRP)標識 ウサギ 抗-GFP抗体(メーカーコード:300-035-245) を 1:100,000 希釈で添加し検出

幅広いアプリケーションに使用可能

Jackson社の 抗-GFP抗体 は、ELISA、IHC(免疫組織化学染色)、ICC(免疫細胞化学染色)、IP(免疫沈降)、フローサイトメトリー、および WB(ウェスタンブロット)に使用できます。

抗-GFP抗体 を使用したイメージング

Jackson社の 抗-GFP抗体 は、 Alexa Fluor® を含む各種標識体をラインアップしています。装置に装備されたレーザーやチャンネルをすでに他のターゲットで使用している場合でも、別の波長帯で蛍光を発する蛍光色素を標識した 抗-GFP抗体 を使用することで、複数のターゲットを同時に検出することが可能になります。

【GFP融合タンパク質一過性発現HeLa細胞の免疫染色】

GFP融合タンパク質を一過性トランスフェクションにより発現させたHeLa細胞の免疫蛍光染色

a: Alexa Fluor® 488標識 ウサギ 抗-GFP抗体(メーカーコード:300-545-245) で、EGFPタグ融合チューブリンタンパク質を検出
b: Alexa Fluor® 594標識 ウサギ 抗-GFP抗体(メーカーコード:300-585-245) で、ミトコンドリアに局在するEGFPを検出
c: Alexa Fluor® 647標識 ウサギ 抗-GFP抗体(メーカーコード:300-605-245) で、EGFPタグ融合チューブリンタンパク質を検出

【抗-GFP抗体標識蛍光色素】

蛍光色素 励起波長 (nm) 蛍光波長 (nm)
Alexa Fluor® 488 493 519
Alexa Fluor® 555 552 572
R-Phycoerythrin, R-PE 488 580
Alexa Fluor® 568 577 602
Alexa Fluor® 594 591 614
Alexa Fluor® 647 651 667
Alexa Fluor® 680 684 702
Alexa Fluor® 790 792 803

Alexa Fluor® はThermo Fisher Scientificの登録商標です。

IHC(免疫組織化学染色)用標識体

Jackson社の 抗-GFP抗体 には、Biotin や ペルオキシダーゼ (HRP) 、アルカリホスファターゼ (AP) 等一般的なレポーター酵素標識体もあり、IHC(免疫組織化学染色)をはじめ、 ABC(アビジン-ビオチン-HRP(Horseradish Peroxidase)複合体)法、LSAB(Labeled streptavidin-biotin) 法等のシグナル増幅法に使用いただけます。
蛍光検出から非蛍光検出である発色検出法に切り替えることで、従来型の光学顕微鏡を用いたIHC(免疫組織化学染色)を行うことができます。

【ペルオキシダーゼ (HRP) 標識 抗-GFP抗体 を用いたGFP融合タンパク質の検出】

ペルオキシダーゼ (HRP) 標識 抗-GFP抗体 を用いたGFP融合タンパク質の検出

ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)マウス肝臓組織のHRP/DAB染色による直接免疫染色
A:非GFP発現組織によるネガティブコントロール
B:ペルオキシダーゼ (HRP) 標識 抗-GFP抗体(メーカーコード:300-035-245)とDAB基質の触媒作用によって生じた茶色の色素により、GFPタンパク質の局在を検出

【ビオチン標識 抗-GFP抗体 を用いたGFP融合タンパク質の検出】

ビオチン標識 抗-GFP抗体 を用いたGFP融合タンパク質の検出

ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)マウス肝臓組織のABC法による間接免疫染色
A:非GFP発現組織によるネガティブコントロール
B:ビオチン標識 抗-GFP抗体(メーカーコード:300-065-245)とABC複合体の触媒作用によって生じた茶色の色素により、GFPタンパク質の局在を検出

製品ラインアップ

メーカコードをクリックするとメーカーサイトに遷移します。

製品名 メーカコード
AffiniPure® Rabbit Anti-GFP 300-005-245
Peroxidase AffiniPure® Rabbit Anti-GFP 300-035-245
Alkaline Phosphatase AffiniPure® Rabbit Anti-GFP 300-055-245
Biotin-SP (long spacer) AffiniPure® Rabbit Anti-GFP 300-065-245
Alexa Fluor® 488 AffiniPure® Rabbit Anti-GFP 300-545-245
R-Phycoerythrin AffiniPure® Rabbit Anti-GFP 300-115-245
Alexa Fluor® 555 AffiniPure® Rabbit Anti-GFP 300-565-245
Alexa Fluor® 568 AffiniPure® Rabbit Anti-GFP 300-575-245
Alexa Fluor® 594 AffiniPure® Rabbit Anti-GFP 300-585-245
Alexa Fluor® 647 AffiniPure® Rabbit Anti-GFP 300-605-245
Alexa Fluor® 680 AffiniPure® Rabbit Anti-GFP 300-625-245
Alexa Fluor® 790 AffiniPure® Rabbit Anti-GFP 300-655-245

製品一覧

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