微細メッシュ培養技術を用いた新たな3D培養デバイス

水田製作所 マイクロメッシュ三次元細胞培養デバイス Meshtable®

ロゴ

Meshtable®はマイクロスケールの網目を持ったシート上で細胞の培養が可能な新しいタイプの細胞培養デバイスです。
適合するウェルプレートやディッシュにMeshtable®をインサートし、マイクロメッシュ上にターゲット細胞懸濁液を滴下して培養すると、足場のメッシュに沿って細胞が増殖することで簡便に三次元培養を実現できます。
メッシュは専用器具で簡単に取り外すことができ、メッシュと一体化した細胞シートを取り出すことができます。また、二次元培養の取り扱い技術や培養設備、観察機器等をそのまま活用・流用できることも可能です。

  • Meshtable®は理化学研究所 (神戸) との共同研究開発品です。(国内特許取得済、国際特許出願中)

特長

『マイクロメッシュ培養法』とは微細メッシュを足場に三次元細胞培養を簡単に実現できる技術です。
播種初期段階では細胞はメッシュを足場として増殖しますが、増殖するに従い細胞は細胞間接着でのみ保持された状態で増殖します。

  • 細胞間接着で維持された細胞シート形成が可能
  • 通常の平面培養に比べ増殖率も高く、またメッシュ隙間から細胞デブリが容器底に落ちるため純度の高い細胞培養が可能
  • メッシュ構造は細胞に十分な酸素と栄養を供給することができるため、細胞の生存率を高め、長期培養が可能
  • 取り外しピンで容易にメッシュシートを取り外し、細胞解析等に使用可能
  • さまざまなマイクロプレートやディッシュにセットすることができ、一般的な倒立顕微鏡等での観察が可能
    また、Meshtable®を反転させることで表裏どちらからも観察可能

[Meshtable®]

[一般的なメンブレンシート]

Meshtable®

◎観察しやすい

平面培養

平面培養
◎観察しやすい

Insert

Insert
△細胞とシート模様の区別がつきにくい

3D Insert

3D Insert
×殆ど分からない

使用方法

【6 cm dishタイプの場合】

[細胞播種方法]

● 細胞播種方法
● 推奨播種細胞数

最適な播種細胞数は細胞種/実験目的により異なります。
12 wellおよび24 well製品は播種面積を小さく抑えているため、比較的 長周期での培地交換か可能です。
※実使用前に播種細胞数を決定する予備実験を行うことをお勧めします。

【通常タイプ】

Meshtabale
型番
適合容器 メッシュ
径(mm)
懸濁液量 推奨播種細胞数
(cells)(参考)
培地量
(参考)
MT24WB5 24 well Φ5 60-80 μL 1.5 x 104~1.5 x 105 1.5 mL
MT12WB4 12 well Φ4 40-50 μL 1 x 104 ~1 x 105 3 mL
MT12WB6 12 well Φ6 90-110 μL 2 x 104 ~2 x 105 3 mL
MT6WB 6 well Φ22.5 0.8 mL 2 x 105~2 x 106 6 mL
MT6DB 6 cm dish Φ39 2.4 mL 3 x 105~3 x 106 8.5 mL
MT9DC 9 cm/10 cm dish Φ74.5 8.7 mL 5 x 105~5 x 106 26 mL

【透過試験タイプ】

Meshtabale
型番
適合容器 メッシュ
径(mm)
懸濁液量 推奨播種細胞数
(cells)(参考)
培地量(参考)
内側 外側
MT24WTB5 24 well Φ5 60-80 μL 1.5 x 104~1.5 x 105 0.3 mL 1 mL
MT12WTB4 12 well Φ4 40-50 μL 1 x 104 ~1 x 105 0.6 mL 2 mL
MT12WTB6 12 well Φ6 90-110 μL 2 x 104 ~2 x 105 0.6 mL 2 mL

用途

化学物質の代謝評価

化学物質透過性評価 (上下室分離タイプ)

様々な共培養に

ゲルの足場に

バイオリアクターに

再生医療向け
大型細胞シート

使用実績のある細胞種例

細胞種 長期培養実績
NHDF ヒト成人皮膚繊維芽細胞 -
NHEK ヒト成人表皮角化細胞 -
HepG2 ヒト肝癌由来細胞株 -
Tig-120 ヒト正常二倍体繊維芽細胞 -
Caco-2 ヒト結腸癌由来細胞株 -
hCMEC/D3 ヒト脳毛細血管内皮細胞株 -
C2C12 マウス筋芽細胞株 -
hMSC ヒト間葉系幹細胞 88日
HCM ヒト心筋細胞 264日
HUVEC ヒト臍帯静脈内皮細胞 145日
Carmy-A ヒトiPS由来心筋細胞 101日
Tig-120+HUVEC 共培養実績 -
HCM+HUVEC 共培養実績 500日
hMSC+HUVEC 共培養実績 172日

培養データ

平面細胞との細胞維持数比較

細胞:HepG2 (ヒト肝臓がん細胞)
使用デバイス:Meshtable® 12 wellタイプ
培養面積:12.5 mm2

[結果 (day14)]

  • 維持細胞密度
    平面培養:8 x 103 cells/mm2
    メッシュ培養:2.3 x 104 cells/mm2
  • 細胞厚さ
    平面培養:80 μm程度
    メッシュ培養:180 μm程度

Meshtable® day14

平面培養 day14

Meshtable® タイムラプス動画

(HepG2 5 x 105 7200倍速)

厚みのある細胞シートが簡便に作製可能で、平面培養比 約3倍 の細胞を維持可能

平面細胞との増殖率比較

細胞:hMSC-BM (ヒト骨髄由来間葉系幹細胞)
使用デバイス:Meshtable® 12 wellタイプ φ4タイプ
培養面積:12.5mm2

総細胞数
day Meshtable® 平面培養
0 1 x 104 1 x 104
7 5.96 x 104 2.83 x 104
14 1.28 x 105 5.18 x 104
23 3.12 x 105 1.13 x 105

平面培養比 2~3倍 の増殖率 → 試験時間の短縮が可能

配向性観察

細胞:HCM (ヒト心筋細胞)
播種細胞数:2 x 104cells
染色:生細胞 Calcein-AM (緑)
   視細胞 Cellstain-PI (赤)
使用デバイス:Meshtable® 12 wellタイプ φ4タイプ
培養面積:12.5mm2

Meshtable®  タイムラプス動画

(HCM 7200倍速)

【day14】

Meshtable®

メッシュ長辺に沿って配向性が確認された

平面培養

死細胞多く、一部剥がれた

【day24】

Meshtable®

死細胞殆どみられず
細胞塊厚み約100 μm

360日培養継続

※平面培養は死細胞多く実験中止した

メッシュに沿って配向性があり、長期培養できた

ラインアップ

Meshtable®はマイクロプレートに入った状態でのお届けとなります。(24 well通常タイプを除く)

また、カスタム対応も可能ですのでご相談ください。 (ディッシュタイプ、メッシュサイズなど)

  • 本品はオートクレーブには対応しておりません
  • 材質 枠体:ポリカーボネイト メッシュ:ポリエステル

【通常タイプ】γ線滅菌済

メーカーコード 適応容器 メッシュ部分 入数 備考
径(mm)
MT24WB5-6 24 well φ5 6
MT12WB4-6 12 well φ4 6 サポートアダプタ
MT12WB6-6 12 well φ6 6 サポートアダプタ
MT6WB-3 6 well φ22.5 3 サポートアダプタ/サポートプレート付

【透過試験タイプ】γ線滅菌済

メーカーコード 適応容器 メッシュ部分 入数
径(mm)
MT24WTB5-12 24 well φ5 12
MT12WTB4-6 12 well φ4 6
MT12WTB6-6 12 well φ6 6

【取り外しピン】

Meshtable®本体からメッシュシートを容易に取り外すことができる取り外しピンをご用意しています。 (メーカーコード:MT-P、24 wellタイプを除く)
その後の細胞解析等にご使用ください。

製品一覧

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標準タイプ

透過試験タイプ

取り外しピン

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。