Primrose Bio社 PeliCRM197®
PeliCRM197®は、Pseudomonas fluorescens 由来の無毒化されたジフテリア毒素です。
特長
CRM197は、ジフテリア毒素の52番目のアミノ酸がグリシンからグルタミン酸へと置換された無毒性変異体であり、構造が明確に解明されたタンパク質です。これは多糖類の担体として機能し、免疫原性を増強します。CRM197は、多くの市販されている結合型ワクチンに含まれています。
PeliCRM197®は2007年よりPfenex Expression Technology プラットフォームを用いて製造されており、市販されているCRM197製品の中で豊富な業界実績を有しています。
- Pseudomonas fluorescens 由来の組換え型・可溶性の無毒化されたジフテリア毒素
- 結合型ワクチンの開発に最適
- アルツハイマー病や免疫腫瘍学、オピオイド拮抗薬の候補物質などにも活用
| 由来 | Pseudomonas fluorescens |
|---|---|
| 純度 | > 95% CRM197 by RP-HPLC |
| エンドトキシン | < 100 EU/mg of protein Dimers and high molecular weight impurities: < 5% by SE-HPLC |
※Primrose Bio社製品に関する「使用誓約書」への同意が必要です。

データ
PeliCRM197® (無毒性のジフテリア毒素変異体) およびKLH (キーホールリンペットヘモシアニン) それぞれのキャリアタンパク質を用いてワクチンを1種類ずつ調製し、マウスにおける免疫原性を比較した。
実験方法
- マウスIL-4結合ワクチン (PeliCRM197キャリアタンパク質またはKLHを用いて調製) またはPBSを、いずれもスクアレン油包アジュバンドで乳化させ、BALB/cマウスに対し4回にわたり筋肉内投与した。
- 採血は、投与前および投与後39日、60日、120日目に実施した。
- 免疫化されたマウスの血清サンプルについて、ELISA法により抗IL-4抗体を評価し、CTLL-2細胞を用いた増殖性細胞バイオアッセイにより、そのIL-4中和能 (NCSO) を評価した。


PeliCRM197®キャリアタンパク質 (muIL-4-CRM197) を用いて調製したワクチンを接種した群では、免疫後すべての時点において、すべてのマウス (10/10) から抗muIL-4抗体が検出され、60日目に応答のピーク (抗体価の中央値:14364 dil-1) が認められた。(上図)
KLH (muIL-4-KLH) を用いて調製されたワクチンを接種したマウスでは、産生された抗muIL-4抗体の全体的なレベルは弱く、応答のピークは60日目に認められた (抗体価の中央値:7933 dil-1) 。
この群では、一部のマウス (3/10) において、投与後のすべての時点において抗μIL-4抗体価が検出されなかった。予想通り、投与前およびPBS対照群では、すべての時点においてmuIL-4結合抗体は検出されなかった。
KLHと比較して、PeliCRM197®キャリアタンパク質を用いて調製したワクチンで免疫化されたマウス群において抗muIL-4抗体の中和能はより強く、免疫化後のすべての時点において応答を示すマウスの数が多かった。(下図)
以上の結果は、muIL-4結合ワクチンにおいて、PeliCRM197®キャリアタンパク質が、産生される抗muIL-4抗体の量 (抗体価) およびその質 (中和能) の両面においてKLHよりも優れていることを示している。
PeliCRM197はPrimrose Bio, Inc.の登録商標です。
製品一覧
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