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新製品情報

合成・材料分析培養ライフサイエンス

今月の新製品 -2018年11月-

2018年11月に発売しました新製品をご紹介いたします。


細胞生物学用

コードNo. 品 名 規 格 容 量 希望納入価格(円)
223-02391 バリノマイシン 細胞生物学用 25mg 13,500
229-02393 100mg 45,000
ペプチド性抗生物質で、生体膜や人工りん脂質膜に直接作用し、それらの陽イオン透過性を高める中性イオノホアです。
極めて高いK+の選択性があり、本来、膜に不透過性のK+が膜を通り、膜電位の減少によってミトコンドリアにおける酸化的りん酸化を阻害します。

細胞培養用

コードNo. 品 名 規 格 容 量 希望納入価格(円)
034-25462 CultureSure® アルブミン,ウシ血清由来 細胞培養用 25g 20,000
マイコプラズマ、エンドトキシン、生菌数試験済のウシ血清アルブミンです。細胞培養に安心してご利用頂くことができます。
037-25491 クロマノール293B 細胞培養用 10mg 40,000
KCNQ1チャネルを介した緩徐活性型遅延整流性K+電流(Iks)の阻害剤です。
030-25501 シサプリド 細胞培養用 10mg 40,000
5-HT4セロトニンレセプタ-のアゴニストです。

免疫化学用

コードNo. 品 名 規 格 容 量 希望納入価格(円)
011-27751 抗CD63, モノクローナル抗体 (3-13), 赤色蛍光色素(635)結合 免疫化学用 25回用 13,000
017-27753 100回用 45,000
ハイブリドーマ(clone No. 3-13)から産生されたCD63(lysosome-associated membrane glycoprotein 3:LAMP3)に対するマウスモノクローナル抗体に当社オリジナルの赤色蛍光色素を結合させた標識抗体です。
近年、CD63は細胞外小胞のマーカーとしても利用され、これら細胞外小胞に含まれるタンパク質、microRNA、mRNA、DNAなど細胞間の情報伝達に寄与しているとして注目されています。

クローンNo. 3-13
免疫動物:マウス
抗体サブクラス:IgG1
Excitation 634nm、Emission 654nm
018-27761 抗CD9, モノクローナル抗体 (1K) 免疫化学用 20µL 9,000
014-27763 100µL 30,000
テトラスパンファミリー(TM4SF)のメンバーであるCD9に対するマウスモノクローナル抗体です。
CD9は、インテグリンや他のTM4SFタンパク質と複合体を形成することが知られている細胞表面糖タンパク質として知られています。CD9は、エクソソーム表面に見出され、細胞接着および移動を調節すること、また、血小板の活性化および凝集を引き起こすことが報告されています。

溶液組成: 1 x TBS(pH 7.4), 50%グリセロール, 0.05w/v%アジ化ナトリウム
タンパク濃度: ラベルに記載。(例: 1.1mg/mL)
交差性: ヒト/ウシ(マウスおよびラットには反応しないことを確認しています。)
免疫動物: マウス
Clone No.: 1K
抗体サブクラス: IgG1
015-27771 抗CD81, モノクローナル抗体 (17B1) 免疫化学用 20µL 9,000
011-27773 100µL 30,000
CD81に対するマウスモノクローナル抗体です。
CD81は26kDaの細胞表面タンパク質で、TAPA-1およびTetraspanin-28としても知られています。CD81は、IGSF8(CD316)およびCD36と直接相互作用すること、B細胞表面上のCD19、CD21およびLeu-13(CD225)とシグナル伝達複合体を形成すること、また、T細胞上では、CD4やCD8と関連し、CD3と共刺激を与えることが報告されています。

溶液組成: 1×TBS(pH 7.4), 50%グリセロール, 0.05w/v%アジ化ナトリウム
タンパク濃度: ラベルに記載。(例: 1.1mg/mL)
交差性: ヒト/ウシ(マウスおよびラットには反応しないことを確認しています。)
免疫動物: マウス
Clone No.: 17B1
抗体サブクラス: IgG2b
012-27781 抗アミロイドβ, モノクローナル抗体(2C8) 免疫化学用 50µL 35,000
アミロイドβ(Aβ)は、約40アミノ酸から成るペプチドで、アルツハイマー病患者の脳内に蓄積して、老人斑という構造を形成します。そのため、Aβはアルツハイマー病の原因因子として考えられています。
本抗体は一般的な免疫染色、WBだけでなく、透明化技術SCALEVIEW-Sに使用することが可能な抗体になります。

抗原:ヒトAβの1-16a.a.相同ペプチド
抗体サブクラス:マウスIgG2b
種交差性:ヒト、マウス
実験適応:WB、FC、IHC
使用文献:
1) J. Lipid Res., 45, 2368-76 (2004). WB
2) J. Neuroimmunol., 157, 99-110 (2004). FC
3) J. Neuroimmunol., 157, 99-110 (2004). IHC

組織固定用

コードNo. 品 名 規 格 容 量 希望納入価格(円)
066-06821 10%中性緩衝ホルマリン液 組織固定用 8mL x 100 8,000
10%中性緩衝ホルマリン溶液の小分けタイプ品です。
組織切片をそのまま浸漬し、固定することが可能な製品です。ホルマリン液は、光顕観察用の組織標本を作成する際、日常用固定液として大量に使用されます。ホルマリンは分解してぎ酸を生じ、組織によってはこの酸の影響を受けるものがあります。この中性緩衝ホルマリンは、ホルマリンにりん酸ナトリウムを加えてpH約7.4に調節したもので、酸による組織への影響の心配はありません。

病理研究用

コードNo. 品 名 規 格 容 量 希望納入価格(円)
164-28492 パソマウント 病理研究用 25mL 2,200
平成24年10月1日施行の、労働安全衛生法施行令の一部改正により、キシレン管理濃度が50ppm以上で女性は労働できないくなっております。
本製品はキシレンフリー封入剤であり、本製品は、法規制に縛られることなく、キシレンと同様に使用することが可能なキシレン代替封入剤になります。また、キシレン代替品:パソクリーンと同時使用可能な製品であり、一般的な病理工程である脱パラ、透徹および封入までの作業がキシレンフリーで行うことが出来ます。

機能性有機材料用

コードNo. 品 名 規 格 容 量 希望納入価格(円)
026-19291 6,13-ビス(トリエチルシリルエチニル)ペンタセン 機能性有機材料用 100mg 17,000
p型有機半導体材料です。
026-19311 ベンゾ[b]ベンゾ[4,5]チエノ[2,3-d]チオフェン 機能性有機材料用 1g 35,000
BTBT骨格を有するビルディングブロックです。
023-19321 1,1'-ビナフチル 機能性有機材料用 5g 20,000
有機半導体材料などのビルディングブロックです。
202-20841 (2-チオフェンカルボニル)フェロセン 機能性有機材料用 500mg 15,000
フェロセンを有するチオフェンのビルディングブロックです。
121-06761 トリス(トリフルオロメタンスルホニル)メチド=リチウム 機能性有機材料用 1g 32,000
帯電防止剤やリチウムイオン二次電池の電解質として検討されるメチド系化合物です。
201-20811 TBBT-Br2 機能性有機材料用 250mg 45,000
有機半導体の合成中間体として使用されます。

残留農薬試験用

コードNo. 品 名 規 格 容 量 希望納入価格(円)
021-06774 BPMC標準品 残留農薬試験用 100mg 7,000
191-08044 シメトリン標準品 残留農薬試験用 100mg 7,000
208-06783 トリフルラリン標準品 残留農薬試験用 100mg 7,000
034-08323 クロロIPC標準品 残留農薬試験用 100mg 9,800
042-22843 ダミノジッド標準品 残留農薬試験用 100mg 11,000
090-03463 イソフェンホス標準品 残留農薬試験用 100mg 13,000
092-03504 イマザリル標準品 残留農薬試験用 100mg 13,000
161-11214 プロシミドン標準品 残留農薬試験用 100mg 13,000
161-13713 ピリミホスメチル標準品 残留農薬試験用 100mg 13,000
135-11133 ミクロブタニル標準品 残留農薬試験用 100mg 16,000
050-06683 エトキサゾール標準品 残留農薬試験用 100mg 20,000
残留農薬試験用標準品です。

食品添加物試験用

コードNo. 品 名 規 格 容 量 希望納入価格(円)
122-06811 ラクトフェリン標準品 食品添加物試験用 1g 21,000
食品添加物公定書第9版に収載されている「ラクトフェリン、定量用」としてご使用頂けます。

定量NMR用

コードNo. 品 名 規 格 容 量 希望納入価格(円)
020-19211 1,4-BTMSB-d4標準液(500mg/L DMSO-d6溶液) 定量NMR用 1mL x 5A 22,000
本品は定量NMR用の内標準物質(1,4-BTMSB-d4)を重水素化DMSOで調製した内標準液です。

参考論文:
山﨑太一,大槻崇,三浦亨,末松孝子,堀之内嵩暁,村上雅代,齋藤剛,井原俊英,多田敦子,田原麻衣子,合田幸弘,穐山浩,中尾慎治,山田裕子,小池亮,杉本直樹:分析化学(Bunseki Kagaku), 63, 323(2014).