ニュース

キャンペーン

ライフサイエンス

PCR阻害物質除去キット「PCR Inhibitor CleanUp Kit」お試しキャンペーン実施中‼

キャンペーン期間中 初回ご購入分を40%OFF

PCR阻害物質除去キット「PCR Inhibitor CleanUp Kit」お試しキャンペーン実施中‼

キャンペーン期間:2025年512日 (月)~613日 (金) ご注文分まで

ニッポンジーンでは現在、PCR阻害物除去キット「 PCR Inhibitor CleanUp Kit」のお試しキャンペーンを実施しております。
キャンペーン期間中 初回ご購入いただきました分を40%OFFの価格でご提供いたします!

阻害物質の多く含まれる検体から核酸を抽出したものの、PCRがかからずお困りの方必見となっておりますのでぜひこの機会にお試しください!!

ニッポンジーン特設ページ

コードNo. 製品名 容量 希望納入価格(税別) キャンペーン価格(税別)
315-09461 PCR Inhibitor CleanUp Kit 50回用 27,000円 16,200円

PCR Inhibitor CleanUp Kit

PCR Inhibitor CleanUp Kitは、PCRや逆転写反応(RT-PCR)などの核酸増幅反応を阻害する物質を、核酸溶液から効率的に除去するためのキットです。
本製品は、AC Slurry とFilter Columnから構成され、AC Slurryに含まれる活性炭や親水性ポリマーにより、核酸溶液に含まれる腐植物質(フミン酸)、ポリフェノール、タンニン、メラニン、多糖類、色素などのPCR阻害物質を吸着して除去することができます。カラムにAC Slurryを充てんし、核酸溶液を添加して遠心するだけの簡単な操作です。精製した核酸溶液は、PCRやRT-PCRなどのアプリケーションに使用できます。

特長

  • 約10分間の簡単操作
  • 精製した核酸溶液はそのままPCRや逆転写反応の鋳型に使用可能
  • 酵素反応を阻害するフミン酸、ポリフェノール、タンニン、メラニン、多糖類、色素などを除去

アプリケーションデータ

実験例1 メラニンを含むRNA溶液のクリーンアップ

Jurkat細胞からISOSPIN Cell & Tissue RNAを用いてRNAを抽出した。 メラニンを含まないRNA溶液(コントロール)、RNA溶液中に100 ngのメラニンを添加したもの(Non-treated)、メラニンを添加してから本製品を用いて処理したもの(クリーンアップ後)それぞれをテンプレート*1にし、GeneAce cDNA Synthesis Kitを用いてcDNAを合成した。 合成したcDNAを鋳型にGeneAce Probe qPCR Mix IIを用いてリアルタイムPCRを行った(2ステップ RT-qPCR、増幅領域:hGAPDH)。

*1 メラニンを溶解させるため、微量の塩基(NaOH)を加えた。メラニンを添加していないコントロールにも同量の塩基を添加した。
メラニンを含むRNA溶液のクリーンアップ

コントロール:メラニンを含まないRNA溶液(Non-treated)

メラニンを添加したRNA溶液(Non-treated)

メラニンを添加したRNA溶液(クリーンアップ後)

結果
PCR Inhibitor CleanUp Kit(本製品)で処理する前のRNA溶液ではメラニンによる逆転写反応の阻害が見られたが、本製品で処理した後では、コントロールと同等のRT-qPCRの立ち上がりを示した。このことから、本製品によって逆転写反応を阻害するメラニンを除去できたことが確認された。

実験例2 ブドウ果皮から抽出したDNAのクリーンアップ

ブドウ果皮(巨峰とシャインマスカット)から、簡易抽出試薬Template Prepper for DNA を用いて回収したDNA溶液(遠心上清液)を、PCR Inhibitor CleanUp Kit (本製品)のプロトコールに従ってカラム精製を行った。
精製前のDNA溶液と、精製後のDNA溶液それぞれを鋳型にリアルタイム定量PCRを行い増幅効率を比較した。

精製前サンプル ① ブドウ果皮(50 mg)からTemplate Prepper for DNA を用いて簡易抽出したDNA溶液
精製後サンプル ② ①で抽出したDNA溶液 50 µLをPCR Inhibitor CleanUp Kit(本製品)を用いて精製したDNA溶液

①と②それぞれのDNA溶液2.5 µLを25 µL反応系のPCRの鋳型として添加し、18S rRNA(増幅長 400 bp)の増幅を行った。

*各サンプルのct値平均(n=2, 各3well):巨峰果皮の精製後サンプルct値: 28.5、シャインマスカット果皮の精製後サンプルct値: 26.2
*巨峰果皮とシャインマスカット果皮ともに、精製前サンプルでは増幅が見られなかった。

結果
巨峰果皮およびシャインマスカット果皮から抽出したDNA溶液を本製品で精製することで、PCRを阻害する夾雑物が除去され、リアルタイムPCRでの検出が可能となった。