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医薬品 製造・品質管理

合成・材料 分析 培養 ライフサイエンス 医薬品 製造・品質管理 常用試薬・ラボウェア 研究全般

【実績多数あり!】 研究開発のスケールアップを支える大容量品の導入メリットとは?

研究規模の拡大や、商業用製品の開発段階から製造段階への切り替えでは、使用する試薬や原料の量が大幅に増加します。しかしながら小容量のカタログ品を多数ご購入いただくお客様より、コスト等の課題が発生しているとのご相談をいただいております。当社では、このような課題解消に大容量品の導入をご提案しております。本記事では、導入メリットと実例を紹介いたします。スケールアップをスムーズに進めたい皆様、ぜひご参考くだ...

医薬品 製造・品質管理 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】次世代の発熱性物質試験用試薬 ~LumiMAT™の開発~

本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.4(2024年10月号)において、富士フイルム和光純薬株式会社 バイオ技術センター 七尾 友久様に執筆いただいたものです。

発熱性物質試験は非経口医薬品や医療器具中の発熱性物質の有無を検定する試験である。発熱性物質(細菌の膜成分、ウイルスDNA・RNA等)が血中に取り込まれると、それらを認識した単球やマクロファージによって免疫応答が起こる。その結果体温の上昇やショック症状・多臓器不全が惹起され、最悪の場合死に至ることが知られている。

医薬品 製造・品質管理 総説

【総説】改正GMP省令と医薬品品質システムに基づく品質確保への取り組み

本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.1(2024年1月号)において、(元)中外製薬工業株式会社* 生産QA部 今若 太一様
*2006年5月〜2023年12月に執筆いただいたものです。

医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令(以下、改正GMP*1省令*2と記載)が令和3年(2021年) 4月28日公布、同8月1日付けで施行された。改正GMP省令では、国際整合、国内制度の整理のもと、品質保証の充実の観点及びグローバルな観点から「患者保護」を第一に、国際的にも通用する製造管理、品質管理として施行されたものである1)(Fig.1)。

医薬品 製造・品質管理 総説

【総説】第十八改正日本薬局方第一追補とそのトピック

本記事は、和光純薬時報 Vol.91 No.3(2023年7月号)において、中外製薬工業株式会社 生産QA部 今若 太一様に執筆いただいたものです。

日本薬局方は、学問・技術の進歩と医療需要に応じて、我が国の医薬品の品質を適正に確保するために必要な規格・基準及び標準的試験法等を示す公的な規範書である1)。 また、日本薬局方は、薬事行政、製薬企業、医療、薬学研究、薬学教育などに携わる多くの医薬品関係者の知識と経験を結集して作成されたものであり、それぞれの場で関係者に広く活用されるべき公共のものとして位置付けられており、厚生労働省ホームページ2)に...

ライフサイエンス 医薬品 製造・品質管理

エクソソームの基礎研究から前臨床への発展

TriLink BioTechnologesのブログメディア「Zone in with Zon」の"Exosomes Advance from Biological Curiosities to Preclinical Applications"を許可を得て翻訳・編集した記事です。

エクソソームは、細胞から分泌される約100 nmの脂質二重層粒子であり、細胞に由来する細胞表面タンパク質、DNA、RNAなどのそのさまざまな生体分子を含んでいる。エクソソームは哺乳類の赤血球の成熟に関する研究で最初に発見され、1987年にJohnstoneらが初めてそれを「エクソソーム」と名付けた。それ以来、特に過去10年間、「エクソソーム」の用語で索引が付けられたPubMedの年間発表文献数は指...

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