再生医療等製品材料適格性確認書取得 細胞凍結保存液

GCリンフォテック iStock

株式会社GCリンフォテックのiStockは血清及びヒト以外の動物由来の成分を不含有な細胞凍結保存液であり、ヒトES/iPS細胞や再生医療研究に適しています。
また、iStockは長期安定性を確保しており、回収した細胞は本品にて懸濁後、ディープフリーザーにて簡便に急速冷凍し長期保存することが可能です。12時間程度-80℃で凍結した後に、液体窒素保存することも可能です。

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特長

  • 血清及び他種由来の成分を含まない
  • プログラムフリーザー不要                   
  • -80℃で急速かつ長期保存可能         
  • 再生医療等製品材料適格性確認書取得済
  • 保存液の調製が不要 
  • 冷蔵保存で3年間使用可能

各凍結保存液とiStockとの性能比較

  • ヒト末梢血単核球(PBMC)

    インフォームドコンセントの得られた健常人9名の血液より PBMCを分離し、OKT3抗体固相化フラスコとGCリンフォテック社リンパ球培養液を用いて4日間培養した。
    血清入り凍結保存液とiStockを用いて、増殖した細胞を1.5×107 cells/mLに調整し、緩慢凍結法により-80℃で凍結した。翌日液体窒素タンクに移し、7日間保存したのち、解凍して回収率を比較した。(回収率=解凍後細胞数/凍結前細胞数×100%)

    ⇒ iStockは血清入り凍結保存液と同等の回収率を示した

  • マウスES細胞

    増殖したマウスES細胞を、10% DMSO/Medium、iStock、product A、product Bを用いて4×106 cells/mLの濃度に調整した。懸濁液1mLを凍結保存チューブ(n=4)に分注し、-80℃でfreezing containerを使用せずに凍結した。翌日液体窒素に移し、1週間保存した。
    37℃で素早く解凍し、遠心分離後、培養液で懸濁して生存細胞数を測定し、回収率を比較した。

    ⇒ iStockは他の凍結保存液よりも高い回収率を示した

  • ヒトiPS細胞

    ヒトiPS細胞を3×10^6cell/tubeで凍結し(n=3) 、液体窒素で保存した。
    解凍後、培養容器に播種し、3日後に細胞数を測定した。

    ⇒ 解凍後の増殖はiStockは他社品 procut Aよりも有意に良好だった

  • 3.0×10^6 cellsのヒトiPS細胞を1mLの凍結保存液で懸濁し、凍結保存チューブに移して-80℃のフリーザーで細胞を凍結(各凍結保存液で 3本ずつ凍結)し、2日後に液体窒素タンクに移して保管。液体窒素(液相)で保管した凍結細胞を37℃に加温したドライバスで解凍し、iPS細胞専用培地2mLに懸濁後にトリパンブルー染色による計数法で生細胞の計測を実施(同一凍結保存液3本を計測し、平均を算出)。

  • 各凍結保存液で凍結したヒトiPS細胞の凍結チューブを37℃に加温したドライバスで解凍後、iPS細胞専用培地に懸濁して遠心分離を行い、上清を取り除いて凍結保存液成分を除去。細胞のペレットをほぐし、2mLのiPS細胞専用培地を加え、予めラミニンコートした6wellプレートの1wellに播種し、37℃・CO2濃度5%の条件で3日目まで培養。培養終了後、細胞剥離液で細胞を剥離させ、トリパンブルー染色による計数法で生細胞の計測を実施(同一凍結保存液3本を計測し、平均を算出)。

  • スフェロイド化細胞(HEK293T)

    試験概要

    HEK293T細胞を低吸着U底96ウェルプレートを用いてスフェロイド化し、他社品A・他社品B・iStockの3つの凍結保存液を用いて-80℃で凍結保存した。凍結から2週間後に細胞を解凍し、3日間培養を行って増殖能を評価した。

    試験結果

    WST-8を用いて細胞増殖能を測定したところ、他社品A・他社品B凍結した細胞と比較して、iStockで凍結した細胞は吸光度で高い値を示した。以上の結果より、iStockはスフェロイド化したHEK293T細胞の凍結保存に有用であることが確認された。

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    【医薬品原料】
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