CleanCap® AG (3' OMe) CleanScript™ IVT Kit

TriLink BioTechnologies社が開発する遺伝子のin vitro転写 (IVT) 合成に使用されるキットです。
本キットには、TriLink BioTechnologies社が開発し、多くの研究者に⾼評価を受けているキャッピング試薬 CleanCap AG (3' OMe) およびRNAポリメラーゼCleanScribe™ RNA Polymeraseも含まれています。
キット内容
構成品:
- CleanCap® Reagent AG (3' OMe), 10 µmol
- Adenosine-5'-Triphosphate, 100 µmol
- Cytidine-5'-Triphosphate, 100 µmol
- Guanosine-5'-Triphosphate, 100 µmol
- Uridine-5'-Triphosphate, 100 µmol
- N1-Methyl-Pseudouridine-5'-Triphosphate, 100 µmol
- AG CleanScribe™ RNA Polymerase Mix, 250 µL
- 10X AG CleanScript™ IVT Buffer, 1 mL
- FLuc Control Plasmid, 25 µg
特長
- 高いキャッピング効率 (95%+)
- より高活性のmRNAが取得可能
- 2本鎖RNA (dsRNA) を最大85%低減
データ例
dsRNAの形成を少なくし、キャップされたmRNAを高収量で合成
mRNA収量の向上

CleanCap® AG (3’ OMe) CleanScript™ IVT Kitのプロトコルに従った、従来プロトコルに比べて、mRNAの収量が最大で2倍 (10 mg/mL) 増加した。
dsRNA の大幅な低減

CleanScribe™ RNA Polymeraseを使用し、野生型 (WT) T7 RNA ポリメラーゼの代わりにCleanCap® AG (3’ OMe) CleanScript™ IVT Kitで使用することで、N1-Methyl-Pseudouridine修飾の有無にかかわらず、dsRNAが最大85%減少したことが測定された。
TriLinkのIVTキットを使用して、より高質なmRNAを得る
CleanCap® AG (3’ OMe) CleanScript™ IVT Kitは、dsRNAの生成量が少ないCleanScribe™ RNA ポリメラーゼを使用しているため、宿主細胞に望ましくない炎症反応を最小限に抑えることが可能です。自然免疫の活性化を防ぐことで、タンパク質の発現を増強します。

CleanScribe™ RNAポリメラーゼで作成したmRNAは、WT T7 RNAポリメラーゼで作成する場合よりもA549-Dual™細胞における免疫応答が低下した。
Poly(I:C)と3P-hpRNAは陽性対照となる。

WT T7 RNAポリメラーゼで作成したmRNAに対し、CleanScribe™ RNAポリメラーゼで作成したmRNAの方が、A549細胞におけるタンパク質の発現が高くなった。
製品一覧
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