重アルキル化剤
重水素は水素の安定同位体であり、通常の水素の約2倍の質量を持っています。そのため、同位体効果により炭素-重水素 (C-D) 結合は炭素-水素 (C-H) 結合よりも切断されにくくなります。これにより、重水素化された化合物は重水素を持たない元の化合物に比べて耐久性が向上すると考えられています。
この特長を活かし、体内で代謝を受けるC-H結合をC-D結合に置換することで薬の効果時間を延長させた重医薬品 (Heavy Drug) の開発が注目されています。
当社ではさまざまな重アルキル化剤を取り扱っております。創薬研究にぜひご活用ください。
スルホニウム系重アルキル化剤
大阪大学 澤間教授が開発した重アルキル化剤をラインアップいたしました。製品以外の重アルキル化剤の特注合成も承っておりますので、ぜひお問い合わせください。
特長
- 求電子的な重アルキル基導入試薬
- 固体で揮発性がなく、光や湿気に対し比較的安定
反応例1)
- Ban, K., Imai, K., Oyama, S., Tokunaga, J., Ikeda, Y., Uchiyama, H., Kadota, K., Tozuka, Y., Akai, S. and Sawama, Y. : Angew. Chem. Int. Ed., 62, e202311058 (2023).
製品一覧
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- 掲載されている製品について
- 【試薬】
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- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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