MCP-1 (CCL2) ELISAキット
MCP-1 (CCL2) はCCケモカインファミリーに属するケモカインで、単球・マクロファージに対する走化作用を有しています。MCP-1とその受容体は、炎症領域に単球・マクロファージを導引することで炎症を遷延化させることから、メタボリックシンドロームや循環器系疾患などに関与すると考えられています。当社では、ヒトやマウスの血清・血漿・尿・培地中のMCP-1を高感度かつ特異的に測定可能なELISAキットをラインアップしています。
MCP-1 (CCL2) とは?
Monocyte Chemoattractant Protein-1 (MCP-1) は、CCL2とも呼ばれるCCケモカインファミリーに属するケモカインで、単球・マクロファージに対する走化作用を有しています。他の多くのケモカインと同様にTNF-αやIL-1などの炎症性刺激により発現が誘導され、炎症性メディエーターとして、単球・マクロファージなどの免疫担当細胞に加えて血管内皮細胞、線維芽細胞、尿細管上皮細胞、平滑筋細胞などさまざまな細胞から分泌されます。
MCP-1は、受容体C-C Chemokine Receptor type 2 (CCR2) に結合し、単球・マクロファージによるサイトカイン産生の亢進 1) や、炎症領域に単球・マクロファージを導引することで炎症を遷延化させることが報告されています。さらに、Th2細胞のMCP-1放出による線維芽細胞の活性化が線維化の進行に寄与すると言われており、特に肝臓、肺、腎臓、皮膚の組織線維化と関係があることも報告されています 2) 。
MCP-1は炎症性マクロファージを肥満の脂肪細胞に浸潤させることで炎症の促進を介してインスリン抵抗性の発症に深く関与しています。
その他、関節リウマチ、アテローム性動脈硬化症、メタボリックシンドローム 1) などの慢性炎症疾患に対する治療ターゲットとしても注目されています。
レビス™ Human MCP-1 (CCL2) ELISA Kit
レビス™ Human MCP-1 (CCL2) ELISA Kitは、ヒトMCP-1 (CCL2) を定量的に測定するためのサンドイッチELISAキットです。検体中のMCP-1 (CCL2) を高感度に測定することができます。キットに含まれる標準品は大腸菌のリコンビナントタンパク質であり、カルタヘナ法非該当です。
キット性能
| 測定対象 | MCP-1 (CCL2) |
|---|---|
| 検量線範囲 | 3.85 - 500 pg/mL |
| 測定対象検体 | ヒト 血清/血漿 (EDTA・ヘパリン) /尿/ 培地 (D-MEM・RPMI-1640 他)※ |
| 必要検体量 | 20 μL (5倍希釈) |
| 測定時間 | 約3時間50分 |
| 検出法 | 発色系 (主波長: 450 nm/副波長: 620 nm) |
- 培地に標準品を添加した検体で検証しています。測定可否は培地や細胞腫、培養条件などによって異なります。
あらかじめ実験前に使用する培地にて添加回収試験や希釈直線性試験を行ってください。
検量線例

他社製品との相関性
本製品と他社製品を用いてヒト検体 (正常血清検体、正常血漿 (EDTA・ヘパリン) 検体) を測定し、得られた測定値の比較を行った。
| 検体No. | 血清 | 血漿 (EDTA) | 血漿 (ヘパリン) | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 本製品 (pg/mL) | 他社製品 (pg/mL) | 本製品 (pg/mL) | 他社製品 (pg/mL) | 本製品 (pg/mL) | 他社製品 (pg/mL) | |
| 1 | 215 | 271 | 412 | 387 | 306 | 290 |
| 2 | 362 | 429 | 250 | 249 | 439 | 277 |
| 3 | 243 | 328 | 214 | 272 | 281 | 269 |
| 4 | 300 | 194 | 190 | 186 | 347 | 374 |
| 5 | 228 | 248 | 222 | 216 | 314 | 302 |
[結果]
本製品はヒトの正常血清、正常血漿のMCP-1 (CCL-2) を定量検出できた。
また、本製品と他社製品には相関が確認できた。

レビス™ Mouse MCP-1 (CCL2) ELISA Kit
レビス™ Mouse MCP-1 (CCL2) ELISA Kitは、マウスMCP-1 (CCL2) を定量的に測定するためのサンドイッチELISAキットです。検体中のMCP-1 (CCL2) を高感度に測定することができます。キットに含まれる標準品は大腸菌のリコンビナントタンパク質であり、カルタヘナ法非該当です。
キット性能
| 測定対象 | MCP-1 (CCL2) |
|---|---|
| 検量線範囲 | 3.85 - 500 pg/mL |
| 測定対象検体 | マウス血清/血漿 (EDTA・ヘパリン) /尿/ 培地 (D-MEM・RPMI-1640 他)※ |
| 必要検体量 | 10 μL (5倍希釈) |
| 測定時間 | 約3時間50分 |
| 検出法 | 発色系 (主波長: 450 nm/副波長: 620 nm) |
- 培地に標準品を添加した検体で検証しています。測定可否は培地や細胞腫、培養条件などによって異なります。
あらかじめ実験前に使用する培地にて添加回収試験や希釈直線性試験を行ってください。
検量線例

他社製品との相関性
本製品と他社製品を用いてBalb/cマウス検体 (正常血清検体、正常血漿 (EDTA・ヘパリン) 検体) を測定し、得られた測定値の比較を行った。
| 検体No. | 血清 | 血漿 (EDTA) | 血漿 (ヘパリン) | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 本製品 (pg/mL) | 他社製品 (pg/mL) | 本製品 (pg/mL) | 他社製品 (pg/mL) | 本製品 (pg/mL) | 他社製品 (pg/mL) | |
| 1 | 109 | 116 | 72.6 | 87.7 | 157 | 183 |
| 2 | 146 | 140 | 155 | 158 | 132 | 109 |
| 3 | 94.1 | 84.0 | 133 | 157 | 134 | 126 |
| 4 | 138 | 146 | 137 | 187 | 171 | 208 |
| 5 | 103 | 96.3 | 99.4 | 108 | 135 | 133 |
[結果]
本製品はマウスの正常血清、正常血漿のMCP-1 (CCL-2) を定量検出できた。
また、本製品と他社製品には高い相関が確認できた。

参考文献
- Arefieva I. et al.: Cytokine., 31(6), 439(2005)
MCP-1-stimulated chemotaxis of monocytic and endothelial cells is dependent on activation of different signaling cascades - Hacer S. et al.: Biochimica et Biophysica Acta., 1832(7), 1041(2013)
Chemokines in tissue fibrosis
製品一覧
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MCP-1 (CCL2) ELISAキット (ヒト)
MCP-1 (CCL2) ELISAキット (マウス)
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