薬理試験: 毒性評価

iPS心筋細胞を用いた毒性試験

富士フイルム富山化学株式会社

本サービスの高精度な心毒性評価により、安全性試験の不安や迷いを払拭し、お客様のスピーディーな創薬研究を支援します。
従来の心毒性評価は、偽陽性判定による有望化合物のドロップアウトや臨床段階で初めて発現する心毒性リスクによるプロジェクト中断により、開発期間の長期化、コスト増大が課題となっていました。

今回ご提供する評価系は、ヒトiPS細胞由来の心筋細胞を用いる為、マルチチャネルの測定が可能であり、従来のhERG試験にはない精度で毒性リスクを評価可能です。
また、評価結果から阻害チャネルの予測をするサービスも展開しております。

富士フイルムはグループ会社にiPS細胞世界シェアNo.1のFUJIFILM Cellular Dynamics社をもち、社外コンソーシアムで本評価法の構築に貢献してきた経験と技術をもとに、お客様のお悩みに並走し、最適な方法で意思決定をサポートします。

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試験概要

試験フロー

部材・機器 (Axion BioSystems製)

  • MEA電極プレート:48 well プレート
  • MEA機器:Maestro Pro

資材・試薬 (FUJIFILM Cellular Dynamics, Inc.製)

  • 細胞:iCell® Cardiomyocytes2
  • 培地:iCell® CM Plating Medium (解凍用)
    iCell® CM Maintenance Medium (維持用)

評価項目

  • FPDcF, FPDcF10, 拍動数, EAD (早期後脱分極)

納期

  • 速報連絡: 培養開始後、約2週間
  • 最終報告: 培養開始後、約4-5週間

依頼に必要な情報、化合物量

  • 被験物質数
  • n数(n=4評価を基本)
  • 用量、用量数(4用量以上)
  • 化合物の必要量:最高用量の1,000倍濃度DMSO溶液を60 µL

特長

ハイスループットが評価可能 (22化合物/プレート)

96 wellプレートで測定可能な系を構築したことにより、22化合物 (n=4) まで同時測定が可能となりました。

【プレートのイメージ図】

プレートのイメージ図

安定したデータ取得が可能

【プレート内解析結果】

Well間差がなく、安定したデータ取得ができます。

E-4031 (hERG inhibition)

Flecainide (hERG/NaV inhibition)

Terfenadine (hERG/CaV inhibition)

Moxifloxacin (hERG inhibition)

Verapamil (hERG/CaV inhibition)

Aspirin (Negative control)

評価データ

CiPA compounds の評価データ

CiPA compounds の評価データ

iPS心筋細胞の比較

  • FCDI社のiPS心筋細胞は、ヒト心臓組織に発現している全イオンチャネルを兼ね備えており、総合的なチャネル評価ができる1)
  • 拍動する心筋シートの表面電位を測定し、得られる心電図様波形からQT延長作用や不整脈様波形の発生頻度を評価できる。

hERG, iPS心筋細胞による試験結果とヒトQT延長の関係

薬剤 iPS心筋細胞試験2) 臨床QT延長3) hERG試験2)
E-4031
Terfenadine
Dofetilide
Flecanide
Astemizole
Verapamil
Mexiletine
Loratadine
Aspirin

iPS心筋細胞は、臨床におけるQT延長を高精度に予測可能である。

参考文献
  1. Kodama, M. et al. : Journal of Pharmacological Siences, 140, 325-330 (2019).
  2. Ando et al. : Journal of Pharmacological and Toxicological Methods, 84 (2017) 111-127
    FPDcF 10%延長濃度, hERG IC50が10µM以下の場合に陽性と判定
  3. Credible Med; Know risk of TdP を + と判定

iCell® 心筋細胞を用いた別途評価・サービス

  • iCell® 心筋細胞を用いた被験物質の長期暴露による心毒性評価
  • 心筋細胞の収縮性評価
  • 心筋細胞(正常、疾患)を用いた薬効評価(試験系の構築も可能)
  • 細胞外電位波形変化から阻害イオンチャネルの予測

ポスター情報

日付 学会名 ポスター名
2025/2/20~2/21 第16回安全性薬理学会 ヒトiPSC由来心筋細胞を用いた電気生理と変力作用評価による創薬初期段階における化合物の心血管系への影響の包括的評価

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