<参考情報> エビデント社 対物レンズ一覧表

  • 組織透明化試薬カタログ

組織透明化サンプルの顕微鏡観察では、サンプルの厚みや組織透明化試薬の屈折率を考慮して適切な対物レンズを選択する必要があります。エビデント社では、組織透明化サンプルの観察に使用可能な対物レンズを複数ラインアップしております。

[注意]

  • 当社では、本ページにて紹介されている製品の販売は行っておりません。製品情報の詳細ならびにお問い合わせは株式会社エビデントのWEBページ (外部サイト) をご確認ください。
  • 掲載製品を購入いただく前に、あらかじめデモを実施してデータを取得することを推奨いたします。

多光子顕微鏡用対物レンズ

製品ラインアップ

仕様・外観については、予告なしに変更される場合があります。

対物レンズ XLPLN10XSVMP XLSLPLN25XGMP XLSLPLN25XSVMP2 XLPLN25XSVMP2 FV30-AC10SV
作動距離
WD (mm)
8 8 8 4 8
倍率 10x 25x 25x 25x 10x
対物視野数
OFN
18 18 18 18 18
開口数
NA
0.60 1.00 0.95 1.00 0.60
Immersion
(屈折率: ne)
水~オイル
(1.33~1.52)
シリコーンオイル~オイル
(1.41~1.52)
水~シリコーンオイル
(1.33~1.41)
水~シリコーンオイル
(1.33~1.41)
水~オイル
(1.33~1.52)
標本 in vivo, 透明化標本 透明化標本 in vivo, 透明化標本 in vivo, 透明化標本 in vivo, 透明化標本
球面収差補正
(補正環調整)
手動 手動 手動 手動 自動・電動

※ OFN: 組み合わせ可能な接眼レンズの最大視野数

製品概要

多光子顕微鏡用対物レンズ (XLPLN10XSVMP, XLSLPLN25XGMP, XLSLPLN25XSVMP2, XLPLN25XSVMP2)

対応する組織透明化試薬の屈折率範囲は1.33~1.41、または1.33~1.52となっており、お使いの組織透明化試薬に対応した対物レンズをお選びいただけます。また作動距離 (WD: Working Distance) は8ミリと4ミリの2種類があり、サンプルの厚みに応じて選択できます。なおSVMPはSCALEVIEW-A2 (屈折率1.38) に最適化されており、GMPはグリセリン (屈折率1.45) に最適化されています。

XLPLN10XSVMP
XLSLPLN25XGMP
XLSLPLN25XSVMP2
XLPLN25XSVMP2

自動球面収差補正機能付き多光子顕微鏡用対物レンズ (FV30-AC10SV)

深部観察において発生しやすい球面収差 (サンプルや浸液ごとの屈折率の違いによって起こる像の歪み) を最適な状態に自動補正します。他の多光子励起専用対物レンズは、対物レンズに備えられた補正環を直接手で触れ回転調整しなければなりませんが、この対物レンズは、エビデント社製多光子励起レーザー顕微鏡FVシリーズ (正立型) のソフトウェアからの操作で、対物レンズに触れることなく調整が行なえます。システムが自動で最適値を選ぶモードと、使用者が意図的に調整可能なモードを搭載しています。

共焦点顕微鏡用対物レンズ

製品ラインアップ

仕様・外観については、予告なしに変更される場合があります。

分類 シリコーン浸対物レンズ 長作動ドライ対物レンズ
対物レンズ UPLSAPO100XS UPLSAPO60XS2 UPLSAPO40XS UPLSAPO30XS UPLSAPO30XSIR※2 UCPLFLN20X
作動距離
WD (mm)
0.2 0.3 0.3 0.8 0.8 0.8~1.8
倍率 100x 60x 40x 30x 30x 20x
対物視野数
OFN※1
22 22 22 22 22 22
開口数
NA
1.35 1.30 1.25 1.05 1.05 0.70
Immersion
(屈折率: ne)
シリコーンオイル シリコーンオイル シリコーンオイル シリコーンオイル シリコーンオイル -

※1 OFN: 組み合わせ可能な接眼レンズの最大視野数
※2 UPLSAPO30XSの近赤外線の透過率を向上させたもの

製品概要

シリコーン浸対物レンズ (UPLSAPO100XS, UPLSAPO60XS2, UPLSAPO40XS, UPLSAPO30XS, UPLSAPO30XSIR)

シリコーンオイル浸対物レンズは、厚い生体標本の観察用に開発されたものですが、組織透明化標本の観察にも適しています。作動距離が長く、厚みのある透明化組織の内部まで観察することができます。特にUPLSAPO30XS (30x、NA: 1.05、WD: 0.8 mm) は、透明化標本の観察において、より深部かつ1細胞レベルの解像度で三次元観察が出来ます。

左からUPLSAPO30XSIR、UPLSAPO30XS、UPLSAPO40XS、UPLSAPO60XS2、UPLSAPO100XS

長作動ドライ対物レンズ (UCPLFLN20X)

この対物レンズは、プラスチック容器で培養した細胞において、解像よく明るい蛍光観察ができるように作られたものですが、透明化標本の観察においても高い性能を発揮します。高いNA、広い観察範囲、補正環、長い作動距離、これらの性能により透明化標本においても高解像で明るい蛍光画像を得られます。

[注意]
上記製品は組織透明化試薬向けに開発されたものではございません。購入前にあらかじめデモを実施してデータを取得することを推奨いたします。

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  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。