ES/iPS細胞用 未分化維持・分化誘導試薬

ES/iPS細胞は、さまざまな細胞へ分化する多能性と、同じ性質を維持したまま分裂することができる自己複製能をあわせ持つ細胞です。

多能性の維持や特定の細胞への分化誘導には、シグナル伝達が関わっており、それらを低分子化合物により調節することで、効率よく多能性を維持したり、分化誘導できます。同様な作用を持つものとしてサイトカインのような成長因子があります。しかし、成長因子は大腸菌や細胞により生産されるため、動物由来成分による汚染リスクや、ロット間の性能差がみとめられることがあります。一方、低分子化合物は、基本的に化学的に合成されるものであるため、動物由来成分による汚染リスクはありません。また確立されたプロセスにより合成されるため、ロット間の性能差はほぼ無く、安定した培養結果が得られます。
当社では、ES/iPS細胞の未分化維持や分化誘導にご使用いただける培地、血清、低分子化合物、サイトカインなど各種試薬を取り扱っています。

ES/iPS細胞の分化誘導実験に役立つ資料・動画

ES/iPS細胞の分化誘導に使用する低分子化合物一覧や分化誘導MAP、WHITEPAPERなど、研究に役立つ資料を無料でダウンロードできます。また、ES/iPS細胞の最新研究についてのウェビナーも無料でご視聴いただけます。ES/iPS細胞の分化誘導方法にお悩みのある方、これからES/iPS細胞を実験で使用する方におすすめです。

■資料

  • 再生医療研究用 培養用化合物カタログダウンロード
  • 未分化維持/分化誘導試薬・キットカタログ
  • WHITE PAPER | iPS細胞を活用した治療の可能性を広げる低分子阻害剤 資料ダウンロードはこちら
  • iPS/ES細胞分化誘導 培養用化合物・サイトカインMAP ダウンロードフォーム

■動画

  • Human iPSC-derived Research WEBINAR SERIES
  • iPS細胞の浮遊凝集培養におけるROCK阻害剤の影響 Webセミナー視聴(Impact of ROCK inhibitor in suspension aggregate culture of iPS cells)

iPS細胞から神経細胞への分化誘導

ヒトの脳組織は他の臓器に比べて再生能力が低く、パーキンソン病やハンチントン病、統合失調症、自閉症、てんかんなどの神経変性疾患や神経損傷後の治療において、従来の方法では限界があります。そこで、iPS細胞などの幹細胞を用いて、これらを神経細胞 (ニューロン) へ直接リプログラムする再生医療技術の開発が期待され、注目を集めています。

iPS細胞から神経細胞への分化誘導方法としては
1. 未分化細胞から神経前駆細胞へ
2. 神経前駆細胞から神経細胞へ
という2段階で低分子化合物やサイトカインなどを添加する方法が一般的です。

当社では、iPS細胞から神経細胞への分化誘導に使用できる培地、血清、足場材、低分子化合物、サイトカインなど各種製品を取り扱っています。

iPS細胞から神経細胞への分化誘導

iPS細胞から心筋細胞への分化誘導

心不全をはじめとする心臓疾患に対しては、心臓移植や補助人工心臓といった治療法に加え、幹細胞由来の機能的な心筋細胞を移植する再生医療が期待されています。こうした再生医療の実現には、目的とする心筋細胞に対して選択的かつ効率的に分化誘導する技術の開発が重要な課題となっており、多くの研究が進められています。

iPS細胞から心筋細胞への分化誘導方法としては、
1. 未分化細胞から中胚葉へ
2. 中胚葉から心筋細胞へ
という2段階で低分子化合物やサイトカインなどを添加する方法が一般的です。

当社では、iPS細胞から心筋細胞への分化誘導に使用できる培地、血清、足場材、低分子化合物、サイトカインなど各種製品を取り扱っています。

iPS細胞から心筋細胞への分化誘導

iPS細胞から肝細胞への分化誘導

ウイルス性肝炎やアルコール性肝炎、肝臓がんなどの重篤な肝疾患は、従来の治療法では肝臓自体の線維化を根本的に改善することは困難とされてきました。これに対して、iPS細胞由来の肝細胞移植を用いた再生医療が新たな治療法として注目されています。また、創薬研究において、iPS細胞由来の肝細胞を用いることで低コストかつ正確な毒性評価が可能となり、医薬品の安全性向上が期待されています。

iPS細胞から肝細胞への分化誘導方法としては、
1. 未分化細胞から内胚葉へ
2. 内胚葉から肝前駆細胞へ
3. 肝前駆細胞から成熟肝細胞へ
という3段階で低分子化合物やサイトカインなどを添加する方法が一般的です。

当社では、iPS細胞から肝細胞への分化誘導に使用できる培地、血清、足場材、低分子化合物、サイトカインなど各種製品を取り扱っています。

iPS細胞から肝細胞への分化誘導

iPS細胞の分化誘導に最適な低分子化合物

当社で取り扱っている低分子化合物のメリット・特徴をご紹介します。製品購入を検討されている方は、ぜひご参考ください。

iPS細胞の分化誘導に当社製品が選ばれる理由

  • 論文掲載実績

    国内外の学術論文や研究報告で多数使用されており、多様な研究分野でご活用いただいています。

  • 製品ラインアップの豊富さ

    神経細胞、心筋細胞、肝細胞など、様々な細胞への分化誘導に使用する低分子化合物を取り扱っています。また、培地、血清、細胞分散液、足場材、サイトカインなど、培養時に使用する関連製品も取り揃えています。

  • 納期

    安定した納期管理を実現し、お客様の研究スケジュールに柔軟に対応しています。

  • 品質

    マイコプラズマ試験やエンドトキシン試験など、厳格な品質管理体制のもと製造しています。試験研究用からGMP準拠品まで多様な製品を展開しており、研究から製造まで幅広い用途にご使用いただけます。

iPS細胞の分化誘導に最適な低分子化合物

iPS細胞用 低分子化合物 製品比較表

当社では、創薬・再生医療の基礎研究向け CultureSure™ シリーズから、商業生産向けのGMP準拠品まで、多様な品質の製品を取り扱っています。

製品
ラインアップ
ICH-Q7 ISO9001 無菌
試験
生菌数
試験
動物由来原料
不使用
エンドトキシン
試験
マイコプラズマ
否定試験
残留溶媒
試験
粉体/
液体
CultureSure™ シリーズ 粉末製品 - - - - 粉体
CultureSure™ シリーズ 溶液製品 - - - 液体
MF製品 - - - 粉体
GMP準拠品 - 粉体

創薬・再生医療の基礎研究向け 低分子化合物

CultureSure™ 製品

ISO9001管理の基礎研究向けの製品です。一般の試薬に対して実施するJIS等の試験項目に加え、細胞培養用に安心してご使用頂くためにエンドトキシン試験やマイコプラズマ否定試験といった微生物に関する試験を行っています。また、粉末製品だけでなく、フィルター滅菌を行ったReady-to-Useの溶液製品もラインアップしています。

一般研究用製品

ISO9001管理の基礎研究向けの製品です。含量や溶状といったJIS等の試験項目を実施した製品です。

再生医療等製品の商業生産向け 低分子化合物

GMP準拠 製品

ICH-Q7 (原薬GMP )に準拠した再生医療品等製品の商業生産向けの原材料です。GMP管理体制で製造されています。
当社のGMP準拠基準についてはこちら  ≫GMP準拠 低分子化合物について

特徴
  • GMP管理体制による文書化
  • プロセスバリデーション、分析バリデーションの実施
  • 動物由来原料不使用
  • 生菌数試験、エンドトキシン試験、マイコプラズマ否定試験、残留溶媒試験の実施

MF 製品

ISO9001管理の再生医療等製品の商業生産向けの原材料です。自主規格に基づいて管理された設備で製造されています。

特徴
  • 培地添加剤製造設備の専用化による汚染リスクの抑制
  • プロセスバリデーション、分析バリデーション、洗浄バリデーションの実施
  • 動物由来原料不使用
  • 生菌数試験、エンドトキシン試験、マイコプラズマ否定試験の実施

オルガノイド培養用 低分子化合物

オルガノイドは、”ヒトの臓器の一部を再現するもの”で、実際の臓器よりも小規模で、短期間かつ低コストで実験を行うことができます。また動物を使わないことによる「生命倫理の課題解決」や動物よりも「高い精度で実験可能」というメリットもあります。これまでに、腸や肝臓、脳など様々な臓器オルガノイドが開発されており、iPS細胞から作製したオルガノイドを疾患モデルや臓器移植の代替、臓器の機能再生に用いるなど、再生医療への応用が期待されています。
当社では、オルガノイド培養に使用するA-83-01、CHIR99021、SB431542、Y-27632などの低分子化合物を幅広く取り揃えています。

オルガノイド培養用 低分子化合物

カスタム製造品

化合物・容量・濃度等、お客様のご要望に応じた製品の提供を承ります。長年の経験により培ったノウハウと製造実績を強みにお客様のニーズに合わせたカスタム製造、調液サービスを行っています。細胞製造用原材料として、試験研究用試薬では品質や管理、製造環境に不足・不満を持たれる方にご要望の品質や管理にカスタマイズした製品をご提供します。 原材料向け/研究向けに柔軟に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

【このようなお悩みのある方におすすめ】

  • 製造に使用する化合物のGMP準拠品が市販されていない
  • GMP準拠した原材料の開発にコストと時間がかかる
  • 治験に進むにあたり、高品質な製品に切り替えたい
  • 特定の製品試験を追加したい

■サービス例

用途:試験研究用、細胞製造用原材料
形態:粉末、液体 (ready-to-use)
包装 (液体):容量 (μL - mL)、製品容器 (チューブ、ボトルなど)
書類:動物由来原料不使用証明書の発行にも対応
製品試験:エンドトキシン試験、マイコプラズマ否定試験、生菌数試験、無菌試験、濃度試験など

■サービスの流れ

お問い合わせ→打合せ→お見積書提出→製造→納品

特注品対応品