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抗体医薬品候補のTCR (組織交差反応性) 試験 ~ 開発段階に応じた安全性評価と最適な試験プランについて ~ 第1回 TCR試験とは? ~抗体開発者必見!TCR試験の基礎解説~

本シリーズでは、バイオロジクスの非臨床安全性研究 (TCR試験含む) を担当された富士フイルム富山化学株式会社 富山研究開発センター猪又 晃 様より、全3回にわたり組織交差反応性 (Tissue Cross-Reactivity、TCR) 試験の基礎から実務的な導入方法、そして評価手法のポイントについて順を追って解説いただき、抗体医薬品開発における安全性評価の理解と実践をサポートします。

ライフサイエンス 総説

【総説】ミクログリアはシナプスを食べるか?

本記事は、和光純薬時報 Vol.94 No.2(2026年4月号)において、
国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 疾病研究第二部 小山 隆太 様に執筆いただいたものです。

1919年にPío del Río-Hortegaによって同定されたミクログリアは、長らく脳内の「掃除屋」あるいは免疫細胞として、死細胞や異物を処理する受動的な存在と考えられてきた。しかし2000年代以降、Cx3cr1-GFPマウスを用いたin vivo二光子励起顕微鏡観察により、ミクログリアは極めて動的であり、絶えず突起を伸縮させながら周囲を監視していることが明らかとなった1)。

ライフサイエンス

1 Step RT-qPCR と 2 Step RT-qPCRのどちらを選ぶ?

遺伝子発現解析やウイルス検査などの分野において、RT-qPCR (Reverse Transcription quantitative PCR) は、現在代表的な分子生物学的手法の一つとなっています。高感度かつ定量的にRNAを検出できることから、基礎研究のみならず、臨床検査や感染症診断においても広く活用されています。RT-qPCRを実施する際には、「1 Step RT-qPCR」 と 「2 Ste...

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【連載】ライフサイエンス論文レビュー 「第1回 細胞外小胞 -PSアフィニティー法を用いた論文とそれにまつわる物語-」

本記事は、富士フイルム和光純薬 バイオ製品推進部 寅嶋 崇 が執筆したものです。

細胞外小胞 (EV)、それは脂質二重膜に包まれた直径100 μmほどの小胞。1946年のChargaffらの論文でその存在が明らかになってから、はや80年が経過した。細胞からの伝達分子として注目を浴びたEVは、タンパク質はもちろん、核酸 (DNA、RNA) 、脂質、糖鎖、代謝物を含み、ヒトを蝕むがんを含む種々の疾患マーカー (バイオマーカー) の探索に貢献するとされた。発見から当面はEV自体の構造...

ライフサイエンス 総説

【総説】商業利用可能なMSCセルバンクの構築

本記事は、和光純薬時報 Vol.94 No.1(2026年1月号)において、
株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング (J-TEC)  竹内 俊祐 様、渡部 正利喜 様に執筆いただいたものです。

ヒト(同種)由来体性幹細胞を用いた再生医療等の発展には、原料となるヒト(同種)の組織及び細胞の適切な入手方法の確立が重要課題である。しかし、ヒト組織の商業目的による健常部への侵襲は法的、倫理的にも受け入れ難く、さらに組織提供はドナーからの自発的な寄託が原則となっていることが、同種細胞を用いた再生医療を開発する者にとって高いハードルとなっている。

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