【特別講座】CTX-ELISA 1Bの開発物語
本記事は、ChemGrowing Vol.07 (2018年12月号)において、東北大学名誉教授・(株)アクロスケール 平間正博 様に執筆いただいたものです。
科学研究の中でも特に化学は、「興味あるもの」を「創りたい・発見したい」、という「好奇心・志」から始まり、「時・地の利・人の和(輪)」がうまく協働した時に、大きく進展すると思います。私がシガトキシンの抗体を作ってシガトキシンを検出するキットを作りたいと考えたのは、ほぼ30年前です。ちょうど研究室を担当して、新しい全合成研究、しかも人々の役に立つ技術開発につながるような研究をやりたい、と考えた時でした...