【テクニカルレポート】陰イオン界面活性剤の簡易分析
本記事は、和光純薬時報 Vol.72 No.3(2004年7月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。
水道水の水質基準の改定および試験方法の見直しに伴い陰イオン界面活性剤*の分析法は、流路型吸光光度法から高速液体クロマトグラフ法へ改定された。この改定法では、分離用カラムにオクタデシルシリル基を化学結合したシリカゲルを充填したカラム(ODSカラム)又は、これと同等の性能を有するものを使用したHPLC-蛍光検出法が採用されている。
この方法に従って、分離用カラムにWakopak® Navi C18-5...