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分析

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】Presep® (Luer Lock) Silica Gel (HC-N) の開発

本記事は、和光純薬時報 Vol.80 No.2(2012年4月号)において、和光純薬工業株式会社 試薬研究所 三浦 亨が執筆したものです。

近年、化学合成品や天然物質における分取精製技術は、高性能なパックドカラムが搭載された自動分取精製システムの登場により大きな進化を遂げました。特にカラムの調製から分離工程までの作業コストが大幅に削減され、創薬、農薬、化学品分野での開発スピードアップに貢献しています。 プレセップ®(ルアーロック)シリカゲル(HC-N)シリーズは、フラッシュクロマト用の球状シリカゲルを充てんしたディスポーザブルタイプの...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:Wakopak ODSカラムの洗浄、保守・保管方法について

本記事は、Analytical Circle No.64(2012年3月号)に掲載されたものです。

連続分析中に、ピーク形状が急に以上になった場合は、カラムの突然の劣化よりも、他の要因が起因している場合がほとんどです。しかし、いったん分析を中断し後日、分析を再開した場合や長期使用せず保管していたカラムでは、分析使用後のカラムの保守・保管状況がカラムの劣化に大きく影響してきます。また、どんなに丁寧に使用されてもカラムは徐々に劣化します。急なトラブルを回避して安心した分析のためには、使用後のカラムの...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:逆相系HPLC分析では、アセトニトリルとメタノールがよく使用されますが、用途の違いは何ですか

本記事は、Analytical Circle No.63(2011年12月号)に掲載されたものです。

逆相クロマトの溶離液は、水/有機溶媒がよく用いられています。特に有機溶媒は、メタノールやアセトニトリルが多く使われています。価格的にはメタノールが安価ですが、メタノールで全て代用することは難しいようです。 それぞれの特長をまとめました。

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:陰イオン界面活性剤分析用 Wakopak® Wakosil AS-AquaとODSカラムの違いは何ですか

本記事は、Analytical Circle No.61(2011年6月号)に掲載されたものです。

Wakopak®Wakosil AS-Aquaは、水質中の陰イオン界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸塩、以下ABS)の分析用に適するHPLCカラムとして開発されたカラムです。 陰イオン界面活性剤は、水質基準項目(50項目)のひとつで、工場排水、家庭下水などの混入に由来し、水中に存在すると泡立ちの原因となり、汚濁の重要な指標とされています。平成16年4月1日 改正水道法の施行から、陰イオン界面活...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:アミノ酸分析用HPLCカラム、Wakopak Wakosil-PTHとWakopak Wakosil-PTCの特長と用途の違い

本記事は、Analytical Circle No.60(2011年3月号)に掲載されたものです。

どちらも専用の溶離液を使用してアミノ酸の一斉分析が可能です。 アミノ酸は、それぞれの方法で誘導体化することで、紫外吸収検出器(UV検出器)で高感度に分離分析ができます。 ①は、タンパク質やペプチドの一次構造分析用のカラムです。イソクラティック法によりPTH-アミノ酸を分離します。 プロテインシークエンサーのHPLC装置にカラムを接続し、Edman分解反応によって誘導体化したPTHアミノ酸を分離しま...

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