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連載

Talking of LAL 連載

【連載】Talking of LAL「第47話 エンドトキシン試験法の国際調和」

本記事は、和光純薬時報 Vol.70 No.2(2002年4月号)において、和光純薬工業 土谷 正和が執筆したものです。

エンドトキシン試験法が 1980 年に米国薬局方(USP)に収載にされて以来、各国の局方にエンドトキシン試験法が収載されてきました。わが国でも、日本薬局方(JP、1988 年)、JIS(1992 年)、生物学的製剤基準(1993 年)にエンドトキシン試験法が収載されています。 近年、3 極の薬局方(USP、欧州薬局方(EP)、JP)の国際調和作業が行われており、エンドトキシン試験法は最終段階に入っ...

Talking of LAL 連載

【連載】Talking of LAL「第46話 最近のカブトガニ事情」

本記事は、和光純薬時報 Vol.70 No.1(2002年1月号)において、和光純薬工業 土谷 正和が執筆したものです。

ご存じのようにリムルス試薬(LAL)は、カブトガニの血球から製造されます。カブトガニはアメリカ大陸の東側及びアジア大陸の東側に生息しており、アメリカの Limulus 属とアジアの 3 種類の Tachypleus 属の 4 種類が知られています。和光純薬の LAL 製品の原料は、アメリカカブトガニから製造されています。 今回は LAL の原料であるカブトガニのアメリカ事情をご紹介しましょう。

Talking of LAL 連載

【連載】Talking of LAL「第45話 エンドトキシンに結合する血漿成分」

本記事は、和光純薬時報 Vol.69 No.4(2001年10月号)において、和光純薬工業 土谷 正和が執筆したものです。

エンドトキシンの生物活性についてはこれまでもいろいろな面から取り上げてきました。エンドトキシンの生物活性を考える時、血液中の成分による修飾を考える必要があります。この修飾の一つにエンドトキシンに結合する血漿成分があり、これらの成分はリムルス試験を行う上でも重要になる場合があります。 今回は、エンドトキシンに結合する血漿成分について考えてみましょう。

Talking of LAL 連載

【連載】Talking of LAL「第44話 試料の希釈液」

本記事は、和光純薬時報 Vol.69 No.3(2001年7月号)において、和光純薬工業 土谷 正和が執筆したものです。

エンドトキシンの活性が µM オーダーの鉄・アルミニウム・ガリウムで低下することは、これまでに何度か触れてきました。エンドトキシン試験を実際に行うとき、このような金属イオンの含まれた水や試料を用いたために、見かけのエンドトキシン回収率が低くなり、反応干渉因子試験がうまくいかないことがあります。 今回は、この現象の解釈と回避方法について考えてみましょう。

Talking of LAL 連載

【連載】Talking of LAL「第43話 LAL の特異性をもう一度」

本記事は、和光純薬時報 Vol.69 No.2(2001年4月号)において、和光純薬工業 土谷 正和が執筆したものです。

今回の話題は、LAL の特異性です。このテーマについては、このシリーズでも「第 3 話 LAL の特異性」1) や「第 17 話エンドトキシン特異的試薬」2) などで取り上げてきました。 今回、2000 年に発行された米国薬局方 2nd Supplement に掲載された「Bacterial Endotoxins Test」に LAL の特異性に関する記載が追加されたので、もう一度エンドトキシン試...

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