【テクニカルレポート】汎用型HPLC 装置を使用した場合のカラムサイズとカラム性能の関係
本記事は、和光純薬時報 Vol.68 No.2(2000年4月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。
近年、移動相に使用する有機溶媒の使用量削減を目的として、分析用カラムのダウンサイジング化が急速に進んでいる。ダウンサイジング化の方法としては、カラム内径を細くする方法とカラム長さを短くする方法があり、筆者はこれまでに、それぞれの方法の有用性と使用時の注意事項を本誌(和光純薬時報)にて紹介してきた1)。
しかし、両方法とも従来型の HPLC 装置を使用した場合には、その性能が十分に発揮されない現象が...