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分析

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】逆相系フラッシュクロマトグラフィーにおける条件設定方法について

本記事は、和光純薬時報 Vol.65 No.4(1997年10月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

フラッシュクロマトグラフィーは簡易精製方法として非常に有効な手段であり、従来から行われているオープンクロマトグラフィーに比べ、短時間、かつ高精度に分離精製が可能になるなどの利点がある。シリカゲルを使用する順相系フラッシュクロマトグラフィーの条件設定、及びフラクションの確認にはTLCが汎用され、TLCのRf値から容易に分離条件が推察される。 しかし、逆相系フラッシュクロマトグラフィーの場合には、何か...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】HPLCで分取を行いたいのですが、最適分離条件を決めるよい方法はありますか。

本記事は、Analytical Circle No.6(1997年9月号)に掲載されたものです。

直接分取カラムで最適分離条件を検討するのは、多くのサンプルを必要とすること、分取カラムが高価なこと等から、分析サイズのカラムであらかじめ条件を設定し、それを分取サイズに移行するという手段が通常とられます。 この場合注意しないといけないのは、分析カラムと分取カラムで充てん剤の粒度分布が異なるとスムーズな条件移行ができない点です。分析と分取で同じ充てん剤を用いればこのような問題は起こりません。とはいえ...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】セミミクロカラム使用時の注意点について

本記事は、和光純薬時報 Vol.65 No.3(1997年7月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

前報において、内径2 mm程度のセミミクロカラムの利用は、内径4~6 mmの汎用カラムに比べ (1) 約5倍程度の感度アップが望めること、(2) 溶媒使用量の減少によりランニングコストが下がり、環境にも優しく、LC/MSにも接続可能であるなど有用性が高いことを説明した。しかし、実際の取扱いにおいては、ハード及びソフト面でいくつかの注意が必要である。 ハード面からみれば、現在市販されている装置はほぼ...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】Wakosil-II HG、AR、RSそれぞれのODSはどの様に使い分ければよいのでしょうか。

本記事は、Analytical Circle No.5(1997年6月号)に掲載されたものです。

Wakosil-Ⅱシリーズは、高純度球状シリカゲルを原料として合成され、さらに高度にエンドキャップ処理されていますので、酸性、塩基性化合物はもとより金属配位性化合物の分析においても対称性に優れたピーク形状が得られるという特長があります。Wakosil-Ⅱシリーズには、Wakosil-Ⅱ HG, AR, RSという分離特性の異なる3タイプのODSがあり、それぞれの特長を生かした有効な使い分け方を以下...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】セミミクロカラムの有用性について(汎用カラムとの分離比較)

本記事は、和光純薬時報 Vol.65 No.2(1997年4月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

近年、微量成分の高感度検出、環境問題に起因する移動相溶媒の使用制限から、内径2 mm程度のセミミクロカラムの利用度が増している。セミミクロカラムは、汎用の分析カラムに比べ表1に示した利点と効果がある。 しかし、この利点を生かし十分に期待される効果を発揮させるためには、ハード及びソフト面での注意が必要である。表2に主な注意点を示したが、ハード面からみれば、現在市販されている装置は、それ自体セミミクロ...

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