【テクニカルレポート】逆相系フラッシュクロマトグラフィーにおける条件設定方法について
本記事は、和光純薬時報 Vol.65 No.4(1997年10月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。
フラッシュクロマトグラフィーは簡易精製方法として非常に有効な手段であり、従来から行われているオープンクロマトグラフィーに比べ、短時間、かつ高精度に分離精製が可能になるなどの利点がある。シリカゲルを使用する順相系フラッシュクロマトグラフィーの条件設定、及びフラクションの確認にはTLCが汎用され、TLCのRf値から容易に分離条件が推察される。
しかし、逆相系フラッシュクロマトグラフィーの場合には、何か...
