siyaku blog

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分析

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】一度調整した移動相の溶媒濃度を簡単に変更したいのですが。

本記事は、Analytical Circle No.2(1996年8月号)に掲載されたものです。

A:下図に数値をあてはめれば簡単に変更できます。例1)現在30 %CH3OHの移動相を、70 %CH3OH溶液を用いて50 %CH3OH移動相に作りかえたい。例2)現在45 %CH3CNの移動相を、水を用いて25 %CH3CN移動相に作りかえたい。

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】生体試料直接分析用充填剤の開発の試み その2

本記事は、和光純薬時報 Vol.64 No.3(1996年7月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

前報において、血清などのタンパク質を多量に含む生体試料中の成分を、前処理操作することなく直接分析可能な充てん剤として、新規にGPN6-Silicaを開発したことと本充てん剤を前処理カラムとして利用した場合のカラムスイッチング分析への応用について説明した。そこで本報では、血清中の尿酸の直接分析法について説明する。 血清中の尿酸濃度は、痛風、Lesch-Nyhan 症候群をはじめとする種々の疾患との相...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】カラムの性能をチェックする場合、標準品としては何を使用したらよいですか。

本記事は、Analytical Circle No.1(1996年5月号)に掲載されたものです。

カラムは丁寧に使用していても劣化を避けることはできません。使用中の急なトラブルをできる限り回避するためにも、カラムを定期的にチェックし現状を把握することが重要です。 ここでは簡単な方法としてカラム出荷時の検査方法をご紹介します。 当社ではODSカラムの場合、1)ウラシル 2)ベンゼン 3)ナフタレンの3成分により理論段数(N)、保持能(k')、分離係数(α)、ピーク対称性(S)をチェックしています...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】生体試料直接分析用充填剤の開発の試み

本記事は、和光純薬時報 Vol.64 No.2(1996年4月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

血清などのタンパク質を多量に含む生体試料中の成分、薬物をODS等の充填剤で分析する場合の最大の問題は、前処理として除タンパク操作が必要になる点にある。近年、前処理操作を行うことなく生体成分を直接分析可能な充填剤の開発が進められ、その有用性が示されてきた。これら充填剤のうち主なものを示せば①タンパク質コートODS充填剤、②ピンカートンカラムが先駆的な役割を果たした内面逆相充填剤、③シールド制御充填剤...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】特性の異なるODS充填剤の有効利用法について

本記事は、和光純薬時報 Vol.64 No.1(1996年1月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

国内市場において、その使用実績から推定すればシリカODS充填剤が支配的であり、数多くのブランドが存在する。しかし、一口にODS充填剤と言ってもシリカゲル基材の特性(比表面積、細孔径、細孔分布、金属不純物の含有量など)や、表面修飾方法(ODS基の導入方法、ODS基の導入量、エンドキャッピング方法)により分離特性は大きく異なっている。 その一方で、分析条件の最適化検討は、選ばれた1種類のODS充填剤を...

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