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【テクニカルレポート】HPLC 法における短時間分析について その2

本記事は、和光純薬時報 Vol.63 No.4(1995年10月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

前報までに、短時間分析を達成する方法として、(1) 高性能充填剤(平均粒子径:3 µmなど)をパッキングしたショートカラムの利用と、(2) 逆相系充填剤の場合ならアルキル鎖長の短いもの(例えばC18→C8)の利用を紹介した。前者の場合は各成分間の分離係数を変えることなく短時間分析が可能であり、後者の場合は疎水性化合物の保持を特異的に減少させる効果があった。

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【テクニカルレポート】HPLC 法における短時間分析について

本記事は、和光純薬時報 Vol.63 No.3(1995年7月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

ここ10年近くHPLC用充填剤の研究開発と応用に携わっており、実際にHPLCを使用する機会も多い。この時何時も思うことは、もっと短時間分析できないか?ということである。通常のHPLC分析に要する時間は速くても10分/検体程度であり、臨床検査分野における自動分析装置の検体処理スピードに比べてその差は歴然としている。 もちろん両者を比べること自体が無意味であることは言うまでもないが、1回の測定から得ら...

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【テクニカルレポート】HPLC による合成抗菌剤の一斉分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.63 No.2(1995年4月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

スーパーマーケットの店内に一歩足を踏み込めば、その物品の豊富さに驚かされ、さらに国内はもとより世界各国から運ばれてくる食肉、魚介類を始めとする畜水産物の種類の多さと安さに驚かされる。これら豊富な畜水産物が安定に供給される背景には、家畜の飼育方法の改良、魚介類の養殖方法の進歩は言うまでもなく、配合飼料の利用や各種抗菌性物質(合成抗菌剤および抗生物質)の効用が挙げられる。 合成抗菌剤は家畜や魚の感染症...

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【テクニカルレポート】Wakopak WS-II 5C18HG, AR Prep シリーズ

本記事は、和光純薬時報 Vol.62 No.4(1994年10月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

分析手法として開発された HPLC は、その高分離性、高速性、非加熱分離の特性を生かしてサンプル中の目的成分を分離精製する手段として諸分野で利用されています。しかし実際の使用に際しては、カラムが高価である、分析カラムと分取カラムで充填剤の粒度分布が異なるためスムーズな条件移行ができないなどの問題があり、誰でもが手軽に実施できる状況にはなっていないように思われます。そこでこれらの問題を解決し、誰でも...

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【テクニカルレポート】残留農薬試験用固相抽出カートリッジ Presep®-Agri

本記事は、和光純薬時報 Vol.62 No.3(1994年7月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

ゴルフ場に散布される農薬による水質汚染が社会的な問題となっています。このため、平成 2 年には厚生省、環境庁によりゴルフ場使用農薬の水質目標(指針値)が設定されました。また最近では厚生省による水質基準の改正、及び環境庁による環境基準の改正に伴い、測定項目に農薬が追加設定され、その測定が義務づけられました。これら残留農薬測定の前処理方法としては、従来からの溶媒抽出法に代わり、簡易操作で回収率が高く、...

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