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テクニカルレポート

分析 医薬品 製造・品質管理 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】3 µm ODSシリカゲル充てん剤による医薬部外品配合成分の迅速分析について

本記事は、和光純薬時報 Vol.61 No.1(1993年1月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

医薬部外品は概念的には医薬品と化粧品との中間に位置する製品で、薬事法第2条第2項で定義されており、その種類も決められています。これら医薬部外品の配合成分である殺菌剤や防腐剤などは、その配合量が多量の場合は人体に影響を与え、不足する場合は薬効が損なわれるなどの問題があり、安全性と製品の品質の両面から厳密な品質試験が必要となっています。 この試験方法としては「医薬部外品配合成分の簡易迅速試験法について...

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【テクニカルレポート】Wakosil-II 5C18HG による食品添加物の分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.60 No.3(1992年7月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

近年、輸入食品の増大、インスタント食品などの氾濫から、それらに含まれる食品添加物の種類の特定と使用量の測定が、ますます重大な課題となっています。これら食品添加物の種類と使用基準あるいは残留基準値が食品衛生法により規定されていますが、精度良く多成分の同時分析が可能であるという特徴を持つ高速液体クロマトグラフィー法が、平成 3 年度より保存料(安息香酸、ソルビン酸、デヒドロ酢酸およびパラオキシ安息香酸...

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【テクニカルレポート】Wakosil-II 5C18HG による尿中δ-アミノレブリン酸の測定

本記事は、和光純薬時報 Vol.60 No.2(1992年4月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

鉛は金属としての優れた特性から、あらゆる産業分野で幅広く利用されています。しかし鉛の暴露は人体にさまざまな悪影響を与えたことから、鉛を取扱う業務に従事する作業者の特殊健康診断が実施されており、この診断方法のひとつとして尿中に排泄されるδ-アミノレブリン酸の測定が広く行われています。 δ-アミノレブリン酸(ALA)は、ヘム生合成過程の前駆体として、δ-アミノレブリン酸合成酵素(ALA-S)の作用によ...

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【テクニカルレポート】Wakosil 充てん剤でアミノ酸組成分析はできるか?

本記事は、和光純薬時報 Vol.60 No.1(1992年1月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

アミノ酸組成分析用に開発された Wakosil-PTC カラムと専用溶離液 A, B の組合せからなる PTC-アミノ酸分析システムが最適となります。 アミノ酸組成分析方法には、アミノ酸を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により分離した後、ニンヒドリンや o-フタルアルデヒド(OPA)等で発色または発蛍光させて検出するポストラベル法と、あらかじめアミノ酸をフェニルイソチオシアナートやダブシルク...

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【テクニカルレポート】有機溶媒取扱業務に従事する作業者の特殊健康診断に最適となる充てん剤は何か?

本記事は、Wako News No.4(1991年3月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。

Wakosil-II 5C18-100 充てん剤が最適となります。 有機溶媒取扱業務に従事する作業者の健康管理のために、特殊健康診断が年 2 回実施されています。体内に吸収されたトルエン、キシレン、スチレンは代謝されて、それぞれ馬尿酸、メチル馬尿酸、マンデル酸となり尿中に排泄されます。これらの代謝物とクレアチニンは、100 倍希釈尿を直接 HPLC に注入することにより分離定量が可能となります。 ...

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