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分析

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:LC/MSの移動相に使用される溶媒・試薬類の種類、グレードについて教えて下さい

本記事は、Analytical Circle No.35(2005年1月号)に掲載されたものです。

最近は不揮発性の成分を含む移動相が使用できるMSもありますが、①不揮発性成分が析出するため除去する必要がある、②イオン化が抑制され感度が低下するなどの理由からLC/MS用の移動相は揮発性成分の方が望ましいといえます。主に用いられる移動相成分として有機溶媒、水、緩衝液があります。 有機溶媒はとくに制限はありません。メタノール、エタノールなどのアルコール、アセトニトリルやアセトンなどを使用します。ただ...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】アルデヒド類捕集および誘導体化用カートリッジのブランク値測定方法について(1)HPLC用試料容器の影響

本記事は、和光純薬時報 Vol.73 No.1(2005年1月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 久保田 守が執筆したものです。

ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどのアルデヒド類は、悪臭防止法(環境省)、大気汚染防止法(環境省)、シックハウスに係るガイドライン(厚生労働省)として大気および室内空気中の許容濃度、標準的な測定法が定められている。 その手法の一つとして、2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)含浸シリカゲルが充填されたカートリッジで大気や室内空気をサンプリング後、HPLC法により目的成分を定量する方法が...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】陰イオン界面活性剤の簡易分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.72 No.3(2004年7月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

水道水の水質基準の改定および試験方法の見直しに伴い陰イオン界面活性剤*の分析法は、流路型吸光光度法から高速液体クロマトグラフ法へ改定された。この改定法では、分離用カラムにオクタデシルシリル基を化学結合したシリカゲルを充填したカラム(ODSカラム)又は、これと同等の性能を有するものを使用したHPLC-蛍光検出法が採用されている。 この方法に従って、分離用カラムにWakopak® Navi C18-5...

分析 クロマトQ&A

【クロマトQ&A】:生体試料中のタンパクを除くのに良い方法を教えて下さい

本記事は、Analytical Circle No.33(2004年6月号)に掲載されたものです。

血清などのタンパク質を多量に含む生体試料中の低分子物質をHPLCで分析する場合、除タンパク操作が必要です。表1のように種々の原理を利用した方法が用いられております。ここではその中で主なものをご紹介します。

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】LC-MS法による農薬の一斉分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.72 No.2(2004年4月号)において、和光純薬工業 試薬研究所 吉田 貴三子が執筆したものです。

水道水質管理の充実・強化が求められている状況で、水質検査の合理的、効率的なあり方について検討がなされており、水道水質基準の見直しが全面的に行われている。厚生労働省より平成15年5月30日に水道水質基準に関する省令が公布され、平成16年4月1日から施行されることとなった。 農薬に関しては、地域、時期による格差が大きく、毒性評価値の1/10に相当する値を超えて検出される可能性が少ないことから水質基準項...

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