siyaku blog

- 研究の最前線、テクニカルレポート、実験のコツなどを幅広く紹介します。 -

ライフサイエンス

ライフサイエンス テクニカルレポート 連載

【連載】ScreenFect™通信 「Vol.1 ヒトiPS細胞への遺伝子導入データ」

ScreenFect™A plus を用いたヒト iPS 細胞への遺伝子導入実績及びプロトコールを紹介します。iPS 細胞の足場として使用される Matrigel のプレートコーティング方法、Y-27632 を含む細胞懸濁液の調製プロトコール、また最適化された試薬比率を記載しますので、ご参考下さい。

ライフサイエンス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】新規アフィニティーエクソソーム精製法とエクソソーム高感度検出への応用

本記事は、和光純薬時報 Vol.85 No.1(2017年1月号)において、和光純薬工業 ライフサイエンス研究所 今若 直子が執筆したものです。

エクソソームとは、さまざまな細胞から放出される直径 30-100nm の膜小胞であり、エクソソームが内包する mRNA、microRNA などの核酸やタンパク質を離れた細胞に受け渡す機能を有することが明らかとなっており、細胞間情報伝達におけるコミュニケーションツールとしての役割やがんを含むさまざまな疾患におけるバイオマーカーとして関心が高まっている 1, 2)。それ故、ここ数年でさまざまな研究分野...

ライフサイエンス 総説

【総説】結晶構造から読み解くPAタグシステムの原理とタンパク質ループ構造への挿入

本記事は、和光純薬時報 Vol.85 No.1(2017年1月号)において、大阪大学 蛋白質研究所 高木 淳一先生、有森 貴夫先生、松永 幸子先生に執筆いただいたものです。

タンパク質の構造解析や機能解析を行うためには高純度の精製タンパク質が必要であり、筆者らの研究室ではより効率的な試料調製を行なうためのカスタムアフィニティータグシステムを開発してきた1,2)。中でもPAタグシステムは、12残基からなるPAタグ(GVAMPGAEDDVV)が、それに対するモノクローナル抗体NZ-1に対して極めて高い親和性で特異的に結合し(KD = 4 × 10-10 M)、しかもPAペ...

分析 ライフサイエンス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】α-グルコシダーゼ活性阻害測定キットの開発

本記事は、和光純薬時報 Vol.85 No.1(2017年1月号)において、和光純薬工業 試薬化成品研究所 松井 泰子が執筆したものです。

酵素活性を保証したα-グルコシダーゼ酵素を含む、「α-グルコシダーゼ活性阻害測定キット」(以下、キット)を開発した。別売りの「ラボアッセイ™グルコース」と組合せることで、食品などに含まれる成分のα-グルコシダーゼ阻害作用を測定することが可能である。 キット中のα-グルコシダーゼは二糖類(スクロース及びマルトース)を基質とした分解活性を保証しており、α-グルコシダーゼ阻害活性(IC50)値を測定する...

ライフサイエンス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】高性能 Bisulfite の開発

本記事は、和光純薬時報 Vol.84 No.4(2016年10月号)において和光純薬工業 ライフサイエンス研究所 林田 幸信が執筆したものです。

生体内におけるゲノムDNA のメチル化は遺伝子発現の制御に関わり、メチル化のパターンの差異が、発生、分化、がん等の疾患に関係することが報告されています。ゲノムDNA のメチル化解析は病気の原因解明や予防、医薬品の開発、再生医療の研究等において重要な役割を持っています。 現在、DNA 塩基配列中のメチル化シトシンを測定する方法としては Bisulfite 法が一般的な方法として普及しています。 従来...

キーワード検索

月別アーカイブ

当サイトの文章・画像等の無断転載・複製等を禁止します。