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テクニカルレポート

ライフサイエンス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】ヒト万能性幹細胞研究用試薬;未分化維持培地 StemSure® hPSC Medium Δ 及び蛍光標識未分化マーカーレクチン rBC2LCN (AiLecS1)

本記事は、和光純薬時報 Vol.82 No.1(2014年1月号)において、和光純薬工業 ライフサイエンス研究所 細胞生物センター 福田 雅和、吉居 華子が執筆したものです。

再生医療の実現が望まれる昨今、幹細胞研究分野は目覚しい発展を遂げている。なかでも大きなブレイクスルーはヒト万能性幹細胞である胚性幹細胞(ES 細胞)及び人工多能性幹細胞(iPS 細胞)の樹立である。iPS 細胞は終末分化した体細胞から樹立できることから、ES 細胞樹立時に伴う受精卵破壊という倫理的問題を回避でき、また移植医療の高いハードルである拒絶反応も生じないという理由から、細胞移植医療の有望な...

合成・材料 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】光塩基発生剤(WPBGシリーズ)

本記事は、和光純薬時報 Vol.81 No.3(2013年7月号)において、和光純薬工業 化成品研究所 酒井 信彦が執筆したものです。

UV(紫外線:Ultra Violet)を利用した化学反応は古くから知られており、さまざまな分野で広く応用されている。中でも、UV 照射によってラジカルや酸などの化学種を発生し、モノマーを重合もしくは架橋させて硬化樹脂を形成する技術は、電子産業、塗料、インキ、接着剤、封止材の分野で幅広く利用されている。硬化が迅速であるため生産効率を飛躍的に向上できることや、UV 照射部分にのみ選択的に微細な加工を...

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】UHPLC用カラム Wakopak® Ultra C18-2 を使用した大豆イソフラボン類の一斉分析

本記事は、和光純薬時報 Vol.81 No.2(2013年4月号)において、一般社団法人 埼玉県食品衛生協会検査センター 検査部 食品化学担当部長 尾崎 巌 様に執筆いただいたものです。

UHPLC(超高速液体クロマトグラフィー:Ultra High Performance Liquid Chromatography)は、粒子径2µm前後の充填剤を用いたカラムを使用することにより、分析時間の短縮、標準的な長さのカラムを用いた時の高分離が可能な液体クロマトグラフィーです。ここでは、UHPLC用カラムを使用した大豆イソフラボン類の一斉分析について紹介します。

ライフサイエンス テクニカルレポート

【テクニカルレポート】新規発光試薬イムノスター® ゼータの開発

本記事は、和光純薬時報 Vol.80 No.3(2012年7月号)において、和光純薬工業株式会社 ライフサイエンス研究所 平安 一成が執筆したものです。

当社は、2009 年にウエスタンブロット用高感度発光試薬イムノスター® LD(コードNo. 290-69904 など)を商品化させていただきました。この試薬は、発光基質としてルミノール誘導体である L-012(8-Amino-5-chloro-7-phenylpyrido [3,4-d] pyridazine-1,4-(2H , 3H) dione Sodium Salt)を使っています。

分析 テクニカルレポート

【テクニカルレポート】Presep® (Luer Lock) Silica Gel (HC-N) の開発

本記事は、和光純薬時報 Vol.80 No.2(2012年4月号)において、和光純薬工業株式会社 試薬研究所 三浦 亨が執筆したものです。

近年、化学合成品や天然物質における分取精製技術は、高性能なパックドカラムが搭載された自動分取精製システムの登場により大きな進化を遂げました。特にカラムの調製から分離工程までの作業コストが大幅に削減され、創薬、農薬、化学品分野での開発スピードアップに貢献しています。 プレセップ®(ルアーロック)シリカゲル(HC-N)シリーズは、フラッシュクロマト用の球状シリカゲルを充てんしたディスポーザブルタイプの...

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