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【テクニカルレポート】ヒトiPSC由来腸管上皮細胞F-hiSIEC™(エフ・ハイシーク)を用いた腸内細菌共培養

本記事は、和光純薬時報 Vol.92 No.1(2024年1月号)において、富士フイルム株式会社 バイオサイエンス&エンジニアリング研究所 山﨑 奈穂様、望月 清一様に執筆いただいたものです。

ヒトiPSC由来腸管上皮細胞 F-hiSIEC™(エフ・ハイシーク)は、FUJIFILMが保有するiPS細胞関連の技術と名古屋市立大学の松永教授が持つ分化誘導技術を組み合わせて作製した細胞です。

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【テクニカルレポート】化粧品原料としてのヒト幹細胞培養液・エクソソーム

本記事は、和光純薬時報 Vol.91 No.2(2023年4月号)において、アンチエイジング株式会社 マテリアル事業部 藤田 英人様に執筆いただいたものです。

ヒト幹細胞培養液やエクソソーム入りの化粧品が販売されていることをご存知でしょうか?ある調査では化粧品原料として、一般消費者のヒト幹細胞培養液についての知名度は5割を超えています。 弊社はヒト幹細胞培養液を化粧品原料として販売している原料サプライヤーです。日本で初めて化粧品原料としてヒト幹細胞培養液を登録し、販売を開始したのが2012年で、エクソソームについては2019年から本格的に広報を開始してい...

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【テクニカルレポート】高等動物からの2本鎖RNA精製技術が可能とする高効率なRNAウイルスの網羅検出

本記事は、和光純薬時報 Vol.91 No.2(2023年4月号)において、筑波大学 生命環境系1)、北海道大学 医学研究院 微生物学免疫学分野2) 浦山 俊一様1)、福原 崇介様2)に執筆いただいたものです。

人類がウイルスの存在を認知したのは1900年ごろであり、そのきっかけは動物や植物に起きた原因不明の伝染病であった。その原因となる病原体を探す過程で、当時知られていた最小の病原体(微生物)よりも小さく、異質な性状を有していたことから"ウイルス"と命名された。以降、様々なウイルスがあらゆる生物から見出され、現在、細胞性生物に普遍的に存在する絶対寄生性の因子であると考えられている。

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【テクニカルレポート】バイオ医薬品からの宿主細胞由来残留DNA 検出試薬の開発

本記事は、和光純薬時報 Vol.90 No.4(2022年10月号)において、弊社 生産プロセス開発部 山本 陽太郎にて執筆したものです。

1982年に世界初のバイオ医薬品である糖尿病治療薬「ヒトインスリン」が開発されて以来、バイオ医薬品は増え続けており、2018年までの集計において316のバイオ医薬品が市場にある1)。今後も、治療薬としてバイオ医薬品の数は増加していくと考えられている。Walshなどのまとめによれば、承認されている医薬品の中でも宿主として用いられているのはCHOや大腸菌で約70%弱を占めている。

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【テクニカルレポート】ヒトiPS 細胞由来腸管上皮細胞F-hiSIEC™(エフ・ハイシーク)のご紹介

本記事は、和光純薬時報 Vol.90 No.3(2022年7月号)において、富士フイルム株式会社 ヘルスケア事業推進室 伊藤 匡彦様に執筆いただいたものです。

経口薬剤は全薬剤の64%を占める最も一般的な薬剤形態で、服用された後、小腸・肝臓での代謝・吸収等を経て全身に循環するため、経口薬剤開発において小腸・肝臓での吸収率を予測することは重要な課題となります。ヒトでの薬物動態予測に実験動物が用いられていますが、薬物代謝酵素や薬物トランスポーターの発現パターンや発現レベル、基質特異性にはヒトとの間に大きな種差が存在することから、ヒトへの外挿は困難な場合も多く...

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