【テクニカルレポート】グラジエント分析時の注意点について その2
本記事は、和光純薬時報 Vol.65 No.1(1997年1月号)において、和光純薬工業 大阪研究所 上森 仁志が執筆したものです。
前報において、グラジエント分析における注意点として(1) 装置間差があること、(2) その最大の原因はグラジエントミキサー容量、及び配管容量にあること、(3) そのチェック方法としてアセトングラジエント試験が有効であることを説明した。
今回は、カラムサイズ、流速などを変化させた場合のグラジエント条件の変更方法について説明する。
イソクラティク分析の場合、分離の効率はカラムの長さに直接関係し、カラム...